以前9月8日の記事で、退職後に実施した手続きについて報告しました。
この記事の中でお伝えしたハローワークでの「雇用保険受給」手続きに伴い、10月5日が第1回目の「失業認定日」になっていました。
いよいよその第一回失業認定日になりましたので、ハローワークでの手続きの内容についてレポートしたいと思います。
この記事は、こんな方の参考になると思います。
初めての「失業認定日」ってどうすればいいのかな?
よくわからないから、なんとなく不安だな。
こんな感じで、初めてのハローワークってなんとなく不安じゃないでしょうか?
そんなあなたの参考になれるように、私の実体験をレポートしますね。
【事前確認】雇用保険説明会中止に伴う送付書類9点
雇用保険受給手続き申し込みの後は、本来ならば「雇用保険説明会」が実施されます。
ところが今回コロナ禍「緊急事態宣言」により、その「説明会」が中止になりました。
そこで、本来はその説明会で配布されるはずだった書類一式が郵送されてきました。
以下の9点です。
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書
- あなたの早期再就職プラン
- 認定日前日までにしていただくこと
- 認定日の注意事項
- 再就職希望についてのアンケート(その2)
- 失業給付は正しく受給しましょう
- 再就職手当のご案内
- その他職業紹介関係資料
以上の9点の書類が届きました。
第一回の失業認定日には上記の「1〜4」と「6のピンクのアンケート用紙」を持参するようにとのことです。
それでは、それぞれの書類についてみていきましよう。
雇用保険受給資格者証
雇用保険受給資格者証とは、失業手当を受け取る資格を証明するものです。
雇用保険受給資格者証とは、ハローワークで雇用保険、失業給付の受給手続き後、あらためて開催される受給説明会で渡される書類であり、失業手当を受け取る資格(受給資格)を証明するものです。
ハローワーク利用案内 雇用保険受給者証とは? より引用
この書類は、今後の失業保険の認定日や職業相談の際に必ず必要になる重要な書類です。
記載内容に間違いが無いか事前に確認しておきましょう。
失業認定申告書
失業認定申告書とは?
失業認定申告書とは、認定日と認定日の間で行ってきた求職の活動内容を記入し、提出するための書類です。
ハローワーク利用案内 失業認定申告書とは? より引用
失業給付を受給するためには、認定日から次の認定日の前日までの間で(原則)2回以上、求職活動の実績を報告する必要があります。
この実績が認められることで、その間「失業状態」にあったことが認定されます。
この「求職活動実績」については、後ほど別途確認したいと思います。
認定期間中の活動について正確に記載して申告する必要がありますので、記入例などをよく確認して記入していきましょう。
仮に事実と異なる活動内容や、期間中のアルバイト等の申告漏れがあると「不正受給」を問われる可能性があるそうなので要注意です。
あなたの早期再就職プラン
こちらは、私が早期に再就職できた場合に支給される「再就職手当」の具体的な金額のシミュレーションが記載された書類です。
基本手当の支給残日数によって「再就職手当」の支給額が変わり、早く就職した方が支給係数が大きくなるとのことです。
再就職手当の額
- 支給残日数が1/3以上の場合
基本手当日額 × 支給残日数 × 60% - 支給残日数が2/3以上の場合
基本手当日額 × 支給残日数 × 70%
という具合に、早く再就職するほど「再就職手当」の支給額は高くなるということです。
この金額が私の場合にどうなるかが具体的に試算されていました。
要は、「のんびりしてないで、早く再就職を決めましょうね」ということですね。
認定日前日までにしていただくこと
今回、緊急事態宣言で「雇用保険初回説明会」が中止になったことを受けて、その代わりになることを認定日前日までに自習しておいてくださいという書面でした。
認定日前日までにしていただくこと
- 「厚生労働省動画チャンネル」『基本手当を受給されるみなさまへ』の視聴
- 「再就職希望についてのアンケート(その2)」の確認
- 「受給資格者のしおり」の内容確認
上記の内容を確認することで、「初回講習」の受講扱いにされるとのことです。
そのため、「失業認定申告書」の求職活動内容欄に、ハロワークでの初回講習として記載することが可能になります。
つまり、これで求職活動実績一回分にカウントされるわけです。
1の動画はYouTubeで約41分の動画でした。
YouTube「厚生労働省動画チャンネル」『基本手当を受給されるみなさまへ』
2.のアンケートは簡単な内容ですぐに作成できました。
3.の「受給資格者のしおり」は動画と内容が連動しているので、動画視聴前にポイントを押さえておいた方が良いと思います。
以上、「認定日前日までにしていただくこと」はクリアできました。
認定日の注意事項
最後に認定日の注意事項の書面を確認しました。
認定日は指定した時間に、総合受付を通さず、直接4番窓口「認定コーナー」へお越しください。
※認定時間は、密を避けるため原則守ってください・
(失業認定申告書左下に認定日と時間が記載されています)
と記載されていました。
「失業認定申告書」と「受給資格者証」を認定用ファイルに入れて、カウンターの上の提出箱に入れるようにとの指示です。
これで、認定日の持参物の事前準備と、認定日の注意事項の確認ができました。
後は、当日ハローワークでのやりとりに対応するだけです。
その内容については、認定日にレポートしたいと思います。
再就職希望についてのアンケート(その2)
事前準備のところでも触れましたが、アンケートの内容は、今後の「就職活動」の意向を確認する内容になっています。
特に悩むような項目もありませんでしたので、ありのままを回答すれば良いと思います。
※ただし、ハローワークによって内容が異なるかもしれません。
失業給付は正しく受給しましょう
これは、ハローワークからのリーフレットで、「不正受給」にならないように牽制する内容が記載されていました。
特に、アルバイトや内職、手伝いなどをした場合の申告には注意が必要なようです。
注意点だけ押さえておけば大丈夫でしょう。
再就職手当のご案内
これも「厚生労働省」などからのリーフレットで、「3.」であげた「あなたの早期再就職プラン」の内容をさらに詳しく説明した資料です。
「あなたの早期再就職プラン」で具体的なシミュレーションが確認できるので、この資料は実際に再就職の日程が決まりそうになった時に確認すれば良いように思います。
その他職業紹介関連資料
その他の職業紹介資料としては以下のような書類が同封されていました。
- ハローワークご利用ガイド
- ハローワークご利用案内
- 公共職業訓練を受講してみませんか?
- 職業情報提供サイト
- 「トライアル雇用に」に応募してみませんか?
- 就職される場合の説明
初回失業認定日当日(10月5日)
いよいよ、認定日当日になりました。
時間も、9時から9時20分とあらかじめ指定されているので遅れないように向かいました。
(通勤時間帯と重なるので、道路の混雑が心配でしたらか少し早めのスタートです。)
ハローワークに到着したのが8時40分頃でした。
8時30分からは開所しているので入ることはできたのですが、コロナ対策で混雑を避けるため原則時間通りに来るように記載されていたので車の中でしばらく待機です。
10分前になったので、「認定日の注意事項」に記載されていたように、直接「認定コーナー」の窓口に書類を提出しました。
すぐに名前を呼ばれたので、「早いな?」と思ったのですが、「失業認定申告書」に記入不備があったためでした。
1件目は、求職活動内容で、「再就職支援サービス」で受けた「初回ガイダンス」の「求職活動の内容」の選択が間違っていたようです。
こちらは、初回講習を選択されていますが、
「職業相談」ではありませんか?
再就職支援サービスの「初回ガイダンス」を受けたので、
そちらを選択したのですが。
それでしたら、やはり「職業相談」で良いです。
「初回講習」は、ハローワーク主催のもののことですので。
ということで、最初につけた○を二重線で消して、訂正印を押しました。
もう1箇所、「支給番号」の欄に間違って「求職番号」を記載してしまったので、修正テープで直していました。
申し訳ありませんが、修正テープは使えませんので、
書き直して訂正印をお願いします。
これも修正テープは使用不可とのことで、書き直して訂正印を押しました。
書類の訂正をしたら、もうしばらく座って待つようにとのことでした。
待つこと約5分弱、再度別の窓口から名前を呼ばれました。
すると、「雇用保険受給資格者証」の裏面に、本日の日付と「待期満了 待期満了日」の日付が記載され、基本手当の支給額が印字されたものを返却されました。
これで、初回の認定ができましたので、
こちらに記載の内容のように基本手当が支給されます。
ピンクのアンケート用紙も持参されていますね。
はい、こちらに記入してきました。
はい、ではこのアンケートで簡易職業相談とみなされます。
次回認定日までの求職活動1回として「失業認定申告書」に
記入しておいてください。
ということは次回までに後1回の
求職活動が必要ということですか?
はい、お近くの市役所にも相談コーナーがありますので、
そちらでも結構ですよ。
次回認定日用のアンケートもお渡ししますので、
また、記入してお持ちください。
ということで、持参物に指定されていた「ピンクのアンケート」は提出すれば簡易な就職相談になり、次回認定日までに必要な「求職活動」1回にカウントされるということでした。
ですので、実質的な「求職活動」は後1回行うことで、認定の必要条件は満たせることになります。
※これは、ハローワークにより異なる内容かもしれません。
コロナ対策でハロワーク滞在時間を短くするためでしょうか?
次回分として、「黄色のアンケート用紙」ももらったので、次回認定日にもその次の活動としてカウントされるそうです。
まとめ
ということで、初回認定はこれで終わりでした。滞在時間は20分弱です。
職業相談として質問する内容を考えていたのですが、同一日の相談は「1件」としてカウントされるので、また別の日に相談しようと思います。
あまりにもあっさり終わってちょっと拍子抜けしましたが、無事に認定されて一安心です。
以上、今回のレポートが何か少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。
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