おじさんでもイケるか?簿記3級資格取得にトライ!
60歳定年後の第2の人生は、会社から離れて「独立シニア」として生きていこうと決めました。
そのためにまず準備しようと思ったのが、「お金の勉強」です。
その経緯については、前の記事を参照してください。
そのスタートが簿記3級の学習です。
高校は普通科、大学は文学部でしたので、今まで簿記とは無縁で生きてきました。
ということで今更ですが、59歳のおじさんが「簿記3級」にトライしました。
前に書いたように、まずはテキストと、問題集を選択・購入しました。
- みんなが欲しかった!簿記の教科書 日商簿記3級
- みんなが欲しかった!簿記の問題集 日商簿記3級
の2冊を購入し学習スタートです。
まずは、テキスト一巡から!
まずは、テキストを一巡して読むことで、全体の概要をつかみます。
この段階で気づいたのですが、簿記3級の扱い範囲が以前は「個人商店」だったものが、
令和から「株式会社」にアップグレードしていました。
以前、会社の図書室で簿記のテキストをざっとみた時は八百屋さんが主人公だったのですが;
ということは、当然覚えることも増えているはずなので、これは気合いを入れなければ。。。
テキストを読み進めながら、あまり良く理解できなくて再読が必要だなと思ったページには、
「ピンクの付箋」を貼っていきます。
知らない新たな用語が初登場したページには「黄色の付箋」を貼っておき、後で見直せるようにしました。
そして、学習を進めるうちに理解できたと思ったら、付箋を剥がしていきます。
最終的に、テキストから「ピンク」と「黄色」の付箋がなくなることを目標にしました。
各チャプターの終わりには、そのチャプターで学んだ内容の基本問題があるので、そちらをまず解きます。
テキストを見返さずに正解できたら「○」を、できなかったら「❌」を問題の番号のところに記入します。
その際、実施した日付も一緒にメモするようにしました。
次に見直した時に、いつ解いた問題かわかるようにするためです。
一旦「○」がついた問題でも時間が経過すると、忘れてしまったりするので。
記憶の定着を確実にするためですね。
テキストから付箋をなくすのも基本問題を全て「○」にするのも、問題集と並行して行います。
無理にテキストの内容を覚えようとするよりも、できるだけ多くの問題を何回も解く方が記憶の定着ができるからです。
テキストで概要を掴んだら、さっそく問題集で出題形式をつかみながら学習を進めます。
テキストを一巡したら、問題集を解きまくる!
さて、テキストを一巡して「ざっくり」と内容を掴んだら、とにかく問題を解きまくります。
問題集の進め方もテキストと同様に、理解できていなかった問題があるページに「ピンクの付箋」を貼っていきます。
また、一応解答できたが自信がない問題のページには「黄色の付箋」を貼ります。
そして、テキストの基本問題と同じように、正解できた問題には「○」、間違えたり、解けなかった問題には「❌」、一応解けたけど「自信のない」問題には「△」と解いた日付を記入します。
2週目に問題を解く時には、1週目で「○」だった問題などで、完璧に覚えられたと思ったら「◎」を追記します。
こうして、問題の頭に「◎」がつくまで、繰り返し解いていきます。
「◎」がついた問題については、次の周回時にはスキップしてOKです。
そうすると、段々「◎」のついた問題が増えるので、周回スピードはどんどんアップしていきます。
同時に、問題をマスターしたページからは付箋を剥がしていくので、問題集の理解度を視覚的に感じることができて励みになります。
あまり時間が取れない時には、付箋が貼ってあるページだけ取り組むことで効率化できます。
そして、試験が近くなった時に、付箋がなくなり、問題の番号の前に日付と記号がびっしり書き込まれた問題集が、きっとあなたの自信に繋がるはずです!
【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき さんの動画との出会い
完全独学の覚悟で望んでいますが、やはり、テキストを読んでもわかりにくい点もあります。
そんなときに、心強い味方がYouTubeでした。
YouTubeは、今や情報の宝庫です。学習系でもちょっと選べば「有料級」の動画に出会えます。
簿記の学習についても多数の動画が上がっていますが、群を抜いて断然おすすめなのが、
「ふくしままさゆき」さんのチャンネルです。
テキストではちょっとわかりにくかった内容も、
ふくしまさんの動画で「あっ、そういうことなんだ〜!」という感じで「パッと」理解できることが何度もありました。
ふくしまさんには超〜感謝です。お世話になりありがとうございました。
そんなこんなで、約2ヶ月、在宅勤務の朝夕の各1時間、と週末(土日)午後の3〜4時間を学習にあてて11月試験を目指しました。
試験直前対策〜「直前対策問題集」
さあ、いよいよ試験日も迫ってきました。
なにせ、試験を受けるのなんて何十年ぶりなのでちょっと不安です。
「こんなおじさんでも、若い子たちと同じ土俵で勝負できるかなー」と不安がよぎります。
そんな時は、ここまでやったんだからと思えるよう学習を深めて、自信をつけるしかないですよね。
そこで直前対策問題集の登場です。
- 「あてる TAC直前予想模試 日商簿記3級」
を購入しました。
これ、直前対策に限定しているためか、他のテキストとは違って近所の書店では2冊しか置いてなかったです。
このテキストの良いところは、予想模試3回+1回分をほぼ本番と同じ問題用紙・解答用紙で取り組めることです。
※2022年9月追記
最近の版では、統一試験4回分+ネット試験5回分の模試が掲載されたものにバージョンアップしているようです。
実際に時間を計りながら、本番を想定して予想問題に挑戦できるので、出題形式や傾向をつかむことができます。
私も、この予想模試を実施してみて4回分合格点に達していたので、本番への不安がなくなりました。
いよいよ試験本番 〜女子高校生に囲まれて(汗)〜
さて、いよいよ試験当日、試験会場は最寄りの商工会議所です。
会場に着くと、すでに駐車場の7割がたは埋まっていました。いつもならガラ空きなのに。
駐車している車は、女子高生を送ってきたお母さん方のようです。
試験会場に入り着席すると、周りの大半は女子高生です。
私と同年代はかろうじて二人ほど;
ちょっと恥ずかしいけど、こんな若い皆さんと同じ土俵に立っていると思うと、
「おじさん頑張ってます」と思えました。
試験を終えた感じは、「まあ、できることはやった!これでダメなら準備不足ってことだ」
という感じで、何か清々しい気持ちになりました。
そして数ヶ月後の合格発表!
・・・・・・無事、合格してました!!やったね。
まとめ
以上、おじさんの簿記3級受験対策についてお伝えしました。
受験対策で取り組んだ内容をまとめると、
- 問題集とテキストは同シリーズで揃える
- まずは、テキストを一巡して全体像をつかむ
- テキストを一巡したら、あとはひたすら問題を解く
- 正解できない問題がなくなるまで、問題集を周回する
- 試験直前に自信をつけたい場合は、「直前模試の問題集」を活用する
という内容でした。
簿記の学習で学ぶ内容は、財務や経理の実務につくことがなくてもとても有用な知識です。
私が学習を始めたのが59歳。完全独学です。
よく聞く言葉ですが、何かを始めるのに遅すぎることはないと思います。
私の学習記録が、何か少しでもあなたの参考になればうれしいです。
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