2023年4月読み放題作品からの小説5選
なんだかんだで、新年度の4月も前半が終わりました。
この間、4月12日にはあの「本屋大賞」が発表され、
凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』が見事、2023年度本屋大賞に選ばれました。
凪良ゆうさんは、『流浪の月』に続いて2回目の大賞受賞ですね。
大変おめでとうございます!
そして、4月13日には待望の、
村上春樹さんの新作『街とその不確かな壁』が発売されましたね。
4月13日の本屋さん店頭は、
「本屋大賞20th」と「村上春樹新作発売」のディスプレイで賑やかになりました。
そんな怒涛の4月前半、最終日の昨日、
「Kindle Unlimited で4月に読みたい小説5選」も読み終えました。
その記事がこちらです。🔽
今月もまだ半分残っているので、
さらに「Kindle Unlimited 読み放題」で読みたい小説第2弾を選んで見たいと思います。
4月は新年度ということで、読み放題の対象作品のレベルが高いような気がします。
新生活を始める人たちに、新たにサービスを利用したもらいたいという思惑でしょうか?
では、早速今月読みたい小説5選の第2段をお送りします。
「Kindle Unlimited」の詳細は下記のリンクからご確認ください。
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『常設展示室』 原田マハ
今月の第2弾、1作品目に選んだのは、
原田マハさんの『常設展示室』です。
いつか終わる恋をしていた私。不意の病で人生の選択を迫られた娘。忘れられないあの人の記憶を胸に秘めてきた彼女。運命に悩みながら美術館を訪れた人々の未来を、一枚の絵が切り開いてくれた――。
Amazon紹介文より
足を運べばいつでも会える常設展は、今日もあなたを待っている。
ピカソ、フェルメール、ラファエロ、ゴッホ、マティス、東山魁夷……実在する6枚の絵画が物語を彩る、極上のアート短編小説集。
原田マハさんの作品は、これまでにもいくつか読んできました。
彼女自身、キュレーターであることから、
やはり美術関連の作品が魅力的だと感じています。
個人的に印象に残っているのは、『楽園のカンヴァス』です。
アンリ・ルソーの幻の名画を巡る傑作アートミステリでした。
今回選ぶ、『常設展示室』も、
「実在する6枚の絵画が物語を彩る、極上のアート短編小説集」とあります。
常設展示室に展示されている6枚の名画から、どのような物語が展開するのか、
とても楽しみです。
今回の1作品目は、この『常設展示室』に決定です。
2023年4月21日 読了ツイート
『暗幕のゲルニカ』 原田マハ
次に選んだのは、1作品目と同じ、
原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』です。
ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。MoMAのキュレータ ー八神瑤子はピカソの名画を巡る陰謀に巻き込まれていく。故国スペイン内戦下に創造した衝撃作に、世紀の画家は何を託したか。ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが生きた過去と、瑤子が生きる現代との交錯の中で辿り着く一つの真実。怒濤のアートサスペンス!
Amazon紹介文より
1作品目に続いて、同じ原田マハさんの作品をピックアップしました。
今回は、「ピカソの名画を巡る陰謀」に主人公の女性キュレーターが巻き込まれていく
という、紹介文を読んだだけでワクワクするような内容です。
この作品、以前から気になっていたのですが、
ついに「Unlimited」で見つけました!
文句なしで、今回の2作品目は、
この『暗幕のゲルニカ』で決まりです。
2023年4月24日 読了ツイート
『こうして誰もいなくなった』 有栖川有栖
3作品目に選んだのは、
有栖川有栖さんの『こうして誰もいなくなった』です。
孤島に招かれた10人の男女、死刑宣告から始まる連続殺人――有栖川有栖があの名作『そして誰もいなくなった』を再解釈し、大胆かつ驚きに満ちたミステリにしあげた表題作を始め、名作揃いの豪華な短編集!
Amazon紹介文より
有栖川有栖さんといえば、以前『鍵の掛かった男』を読んで、
その物語の構成の巧さに感動したのを覚えています。
この『こうして誰もいなくなった』も、以前から気になっていた作品です。
タイトルからも分かるように、
あのアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品です。
その「クローズドサークル」の代表作とも評される作品を、有栖川先生がどのように再解釈したのか?
もうそれだけで、一読の価値がありますよね。
というか読んでいないなんて、ミステリ好きの人には言いずらいレベルです。
ということで、今回の3作品目は、迷わず『こうして誰もいなくなった』に決定です。
2023年4月27日 読了ツイート
『父と私の桜尾通り商店街』 今村夏子
さて、今回4作品目に選んだのは、
今村夏子さんの『父と私の桜尾通り商店街』です。
店を畳む決意をしたパン屋の父と私。引退後の計画も立てていたのに、最後の営業が予想外の評判を呼んでしまい――。日常から外れていく不穏とユーモア。今村ワールド全開の作品集!
Amazon紹介文より
今村夏子さんの作品は、前回の5選でも『あひる』を選びました。
その独特の世界観は不思議な魅力がありました。
今回選んだ『父と私の桜通り商店街』の紹介文にも、
「今村ワールド全開の作品集!」とあります。
これは、「そういうことなんだろうな」と期待感が高まりますね。
この作品でも、その癖になる世界観を楽しみにしています。
今回の4作品目は、『父と私の桜通り商店街』で決まりです。
2023年4月28日 読了ツイート
『みかんとひよどり』 近藤史恵
さて今回のラスト、5作品目に選んだのは、
近藤史恵さんの『みかんとひよどり』です。
シェフの亮は鬱屈としていた。創作ジビエ料理を考案するも、店に客が来ないのだ。そんなある日、山で遭難しかけたところを、無愛想な猟師・大高に救われる。彼の腕を見込んだ亮は、あることを思いつく……。
Amazon紹介文より
不人気の創作ジビエ料理店のシェフが、遭難から救われた猟師とどのような交流を持ったのか?
その出会いが、このシェフに何をもたらし、どのように変えていくのか?
あらすじが、実に簡略なために、余計に興味が湧きます。
レビューを見ると、命をいただくということと向き合う物語のようでもあります。
どのような物語が展開されるのか、ぜひ読んでみたいと思いました。
今回ラスト、5作品目には、
この『みかんとひよどり』を選びたいと思います。
2023年4月30日 読了ツイート
まとめ
いかがでしたでしょうか?
2023年4月の「Kindle Unlimited」読み放題対象の中から、
今月の第2弾として「私が読みたい小説5作品」を選んでみました。
これで4月は、読み放題から10冊セレクトしたことになります。
これだけ読めれば、「Kindle Unlimited」の月額980円も価値あるものになると思いませんか?
気候も良くなってきて、公園でチェアリング読書も気持ち良いこの頃。
Kindleを手に、屋外で読書の世界に没入するのもいいかもしれませんね。
この記事が、あなたの読書の何か参考になればうれしいです。
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