2025年11月の読み放題対象から読みたい小説5選
とうとう11月ですね。
今年も残すところあと二ヶ月になりました。
このところ急に冷え込むようになって、晩秋の感じがただよってきましたが、
ついこの前まで、夏日でしたよね。
この数年どんどん「春」と「秋」の存在感が希薄になってきて、
四季のある国に生まれた幸せはどこに行ったのでしょう(笑)
急に冬の足音が聞こえ始め、屋外での活動が鈍くなってきています。
でも大丈夫!私たち読書好きにとって、
そんな時は、近場の喫茶店で温かいものを飲みながら、
読書の時間を楽しめば良いのです!!
ということで、今月もKindle Unlimited 読み放題対象作品の中から、
私が読みたいと思う小説5作品を選んでいきたいと思います。
先月選んだ5作品の記事がこちら⏬でした。
5作品どれも、それぞれ楽しめました。
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それでは、2025年11月に読みたい小説5作品を選んでいきましょう!
『盤上の向日葵(上)』柚月裕子

さて、11月に読みたい小説5選の1作品目に選んだのは、
柚月裕子さんの『盤上の向日葵(上)』です。
この作品は上記の書影にもあるように10月31日公開で映画化されたものです。
行きつけの書店でも、映像化作品のコーナーで大量に平積みされています。
なんと言っても坂口健太郎さんの映画版カバーが目を惹きますね。
その上巻が今回読み放題対象になっていました。
惜しむらくは、上下巻のうちの上巻のみ読み放題ということですが、
上巻を読んでよかったら下巻は購入するつもりで読みます(笑)。
まあ、それが出版社の作戦なのかな?
とここで、今月はいきなりお詫びです。
この作品、昨日10月31日までは「読み放題対象」だったのですが、
本日11月1日に再確認したところ、「読み放題」から外れてしまったようです。
本来ならば、別の作品と入れ替えるべきなのですが、
既にライブラリーに加えて読み始めているため、
これから利用しようと思った方には申し訳ありませんが、
今回はこのまま紹介させていただきます。
悪しからずご了承ください。
2018年本屋大賞2位!
Amazon紹介文より
著者渾身の慟哭のミステリー、ついに文庫化!
平成六年、夏。埼玉県の山中で白骨死体が発見された。遺留品は、名匠の将棋駒。叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志した新米刑事の佐野は、駒の足取りを追って日本各地に飛ぶ。折しも将棋界では、実業界から転身した異端の天才棋士・上条桂介が、世紀の一戦に挑もうとしていた――
上記の紹介文で知りましたが、
この作品は2018年本屋大賞2位を受賞していたのですね。
山中で発見された白骨死体と共に見つかった遺留品の「将棋駒」から
事件の真相に迫っていく感じでしょうか?
坂口さんの役所は「異端の天才棋士・上条」ということですね。
一体どんな真相が明らかになるのか、とても気になります。
今月読みたい小説5選の1作品目は、
柚月裕子さんの『盤上の向日葵(上)』に決めました。
『ザ・ロイヤルファミリー』早見和真

次に2作品目に選んだのは、
早見和真さんの『ザ・ロイヤルファミリー』です。
こちらも現在テレビドラマ放送中の映像化作品ですね。
私も毎週観ていますが、競走馬を取り巻く人々のそれぞれの想いが
伝わってくる良い物語だと感じています。
その原作が今回、読み放題に加わっていたので、
迷わずライブラリーに追加しました。
お前に一つだけ伝えておく。絶対に俺を裏切るな――。父を亡くし、空虚な心を持て余した税理士の栗須栄治はビギナーズラックで当てた馬券を縁に、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」のワンマン社長・山王耕造の秘書として働くことに。競馬に熱中し、〈ロイヤル〉の名を冠した馬の勝利を求める山王と共に有馬記念を目指し……。馬主とその家族の20年間を描く圧巻のエンターテインメント長編!
Amazon紹介文より
「馬主とその家族の20年間を描く圧巻のエンターテイメント長編」とは!
ドラマで観てきた内容は物語のほんの触りの部分のようですね。
一体どんな20年間なのでしょう?
是非その長編の世界に入り込んでみたいと思います。
ということで今回の2作品目は、
早見和真さんの『ザ・ロイヤルファミリー』に決めました。
『誘拐遊戯』知念実希人

続いて、3作品目に選んだのは、
知念実希人さんの『誘拐遊戯』です。
知念さんは私の大好きな作家さんで、紙の本でも多く購入しているのですが、
読み放題対象に未読の作品を見つけたら、
もう迷わずライブラリーに登録してしまいます(笑;)
東京・白金で暮らす女子高生が誘拐された。身代金は5000万円。犯人を名乗るのは、4年前の女子中学生誘拐事件の犯人「ゲームマスター」。交渉役には元警視庁刑事・上原真悟を指名。ゲームマスターのミッションを果たすべく、上原は池袋、豊洲、押上など、東京中を駆け回るが……。衝撃の結末が待つ犯罪サスペンス!
Amazon紹介文より
上記の紹介文によると、
女子高生誘拐事件の犯人と刑事との頭脳戦のような展開になるのでしょうか?
犯人からのミッションをこなすために、「東京中を駆け回る」とは・・・。
犯人の狙いは一体何なのでしょう?
「衝撃の結末が待つ」というキャッチを知念さんは裏切らないでしょう!
どんな結末が待っているのか、とても気になります。
これは早く読むしかありませんね。
今回の3作品目は、
知念実希人さんの『誘拐遊戯』で決定です!
『三人屋』原田ひ香

さてさて、今回の4作品目に選んだのは、
原田ひ香さんの『三人屋』です。
原田ひ香さんといえば、これまでにも
『ランチ酒』や『財布は踊る』などを読んでいて、
お金と人情にまつわる作品が印象に残っています。
さて今回はどんなお話なのでしょうか?
朝は三女・朝日の喫茶店、昼は次女・まひるの讃岐うどん屋、夜は長女・夜月のスナック――朝・昼・晩で業態がガラリと変わるその店は、通称「三人屋」。やって来るのは、三女にひと目惚れしたサラリーマン、出戻りの幼なじみに恋する鶏肉店主、女泣かせのスーパー店長など、ひと癖ある常連客たち。三姉妹が作るごはんを口にすれば、胃袋だけじゃなく、心もたっぷり満腹に!? 心とお腹にじんわりしみる、美味しい[人情×ごはん]エンタメ!「高いビルの屋上から、道行く人をじっと眺めているような小説である。大所高所から見下ろしているという意味ではない。ちっぽけな人間たちが、時に迷ったり立ち止まったりしながらも、それぞれの目的地を目指して懸命に歩いている姿を目にした時の、あの切ないような尊いような心持ちを思い出させてくれるのだ。」
Amazon紹介文より
一つのお店を三姉妹が朝昼晩と入れ替わりながら、
別の業態で営業するというのでついた通称が「三人屋」。
訪れる常連客もいろいろのようです。
「心とお腹にじんわりしみる、美味しい[人情×ごはん]エンタメ」って、
いかにも原田ひ香さんらしい感じがします。
きっとほっこり温かい気分にさせてくれることでしょう。
冷え込んできたこの季節にぴったりかと思います。
今回の4作品目はこの、
原田ひ香さんの『三人屋』に決めたいと思います。
ちなみにこの続編の『サンドの女三人屋』も読み放題対象になっています。

この機会に合わせて読んでみるのも良いかもしれませんね。
『ぼぎわんが、来る』澤村伊智

Kindle Unlimited 読み放題で11月に読みたい小説5選の
ラスト5作品目に選んだのは、
澤村伊智さんの『ぼぎわんが、来る』です。
実はこの作品以前から気になっていたのですが、
第22回ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作ということで、
ちょっと手に取るのを躊躇っていました。
ただ、Amazonの「角川ホラー文庫カテゴリ」でベストセラー1位になっているので、
どれだけのホラーなのか、読んでみるか!ということでチャレンジです。
幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだ空前絶後のノンストップ・ホラー!!
最終選考委員のみならず、予備選考委員もふくむすべての選考員が賞賛した第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作。
Amazon紹介文より
そもそも、「ぼぎわん」ってなに?ってことですよ。
音の響きだけで不穏な感じしかしません。
そいつが「来る」んですよ。じわじわと迫ってくる感じでしょうか?
嫌だな〜、恐いな〜、ですよ!
最近冷え込んできたのに、夏に読めよって話ですよ!!
でも、読んでみたい「怖いもの見たさ」が発動してしまったんです。
「怪談・都市伝説・民俗学ーーさまざまな要素を孕んだ空前絶後のノンストップ。ホラー」
の世界にトリップしてみたいと思います。
ということで、今回の5作品目は、
澤村伊智さんの『ぼぎわんが、来る』になりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今月もKindle Unlimited 読み放題対象作品の中から、
私が今月読みたいと思う小説を5作品選んでみました。
今回は映像化作品2作品と、著名作家さんの作品を選ぶことができました。
これまでの毎月の5選と比べてもなかなかのラインナップではないかと思います。
やっと本来の季節らしい気候になってきたこの頃、
冒頭にも書きましたが、
温かい飲み物を飲みながら読書で静かな時間を過ごすのにぴったりな時期かと思います。
この記事が何かあなたの読書の参考になればうれしいです。
お読みいただきありがとうございました。



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