さて今回は、資産運用の基本「証券口座」について考えてみたいと思います。
私は、5年ほど前に「楽天証券」の口座を開設して資産運用を始めました。
現在は「一般口座」と「NISA口座」を利用して、定額積立を継続しています。
今回の退職により、持株会で購入し続けていた自社株を株式として受け取るので、この機会にもう一つのネット証券口座を開設しようと考えました。
ご存知かもしれませんが、ネット証券の2大巨塔は「楽天証券」と「SBI証券」になります。
私が最初に「楽天証券」を選んだのは、いわゆる「楽天経済圏」をフルに活用しようと考えたからです。
「楽天経済圏」のメリットについては各所で紹介されていますが、こちらでも機会があれば私の実例をお知らせしようかと思います。
では、なぜ自社株も楽天証券で管理しないかというと、単純に売買する口座と、長期保有の口座を分けた方がスッキリするかなと思ったからです。
それに後で触れますが、リスク分散の意味もあります。
では、「SBI証券」の優れた点を見ていきましょう。
SBI証券のメリット
SBI証券は、「ネット証券口座開設数No.1」を誇り、「2021年みんなの株式ネット証券比較ランキング総合1位」に選ばれています。
では、何がそれほど評価されているのでしょうか?
SBI証券のトップページに「SBI証券が選ばれる5つの理由」が記載されています。
1、取引手数料が安い
証券会社で株式の売買などをする場合、取引手数料がかかります。
この手数料は証券会社により異なるのですが、ネット証券は店頭型の証券会社より安い傾向にあります。
そのネット証券の中でも、SBI証券はトップクラスで安いです。
この点では楽天証券も競合関係にあるので、現物株式の取引に関しては両者同じでトップです。
2、豊富なライナップで投資先の選択肢が多い
なんといっても他を圧倒する品揃えが魅力です。
新規上場株については、2021年3月通期の新規上場会社数の約93%の取扱実績があります。
また、世界各国の外国株式の取扱いがあり、取扱国数は主要ネット証券でNo.1とのことです。
3、Tポイントが使える&貯まる
SBI証券では、Tポイントを1ポイント1円として投資信託を購入することができます。
普段の買い物でTポイントを貯めている方は、それを投資に使えるので気軽に投資にチャレンジできそうですよね。
また、SBI証券でのサービス利用や取引に関してもTポイントが貯まるらしいです。
そのTポイントをさらに投資に回せるのも良さそうですね。
実は、「楽天証券」でも同様に「楽天ポイント」を活用できます。
お互いに競合相手には負けられないのでしょうね。
4、情報収集から注文発注までサポートする高機能ツールが使える
こちらは、投資初心者にはちょっとハードルが高いですが、銘柄選定のための情報収集や注文発注をスムーズにする高機能トレーディングツールが使えるということです。
最初は、画面の意味もよくわからない感じかもしれませんが、このての情報を見ていると、「投資家になったなー」という気分に浸れます。
楽天証券にも似たような機能がありますが、確かに買い注文を出すときには便利です。
5、充実のマーケット情報を無料で利用できる
リアルタイム株価、チャート、株主優待検索、四季報情報など豊富な投資情報を無料で簡単にチェックできるとのことです。
これから本格的に投資の勉強をしようと考えている方には有益ですね。
「株主優待検索」なんかを駆使して「桐谷さん」みたいな優待生活を目指すのもありかもしれないです(笑)。
以上、SBI証券が選ばれる5つの理由でした。
口座管理手数料も無料なので、とりあえず口座開設して勉強するのも良いかもしれません。
では、実際に私が口座開設してみますので、次にその過程を共有します。
SBI証券口座を開設してみる!
では、早速私が口座開設をしてみますね。
まず、トップページの「無料口座開設はこちら」をクリックします。
※「申し込みフォームの入力は最短5分で完了」と記載されていますが、本当でしょうか?
ボタンをクリックすると、まず「メールアドレスの登録画面」に遷移しました。
ここで登録したメールアドレスに「認証コード」が届くので、それを入力して手続きを進めるようです。
いつものGmailアドレスを登録したら、すぐに「認証コード」が記載されたメールが届きました。
メール送信と同時に「認証コード」登録画面に遷移するので、ここにメールで届いた6桁のコードを入力して「次へ」ボタンを押します。
すると、下記の「お客さま情報の入力」画面に遷移します。
この画面で13個の必須項目を入力したら、次へボタンを押します。
入力項目を表示しきれていませんが、「居住地国」から始まって名前、生年月日、性別などごく一般的な情報の入力です。
この後、「規約の確認」画面に遷移します。画面コピーしませんでしたが、いくつかの規約の内容を確認して「同意」する必要があります。
かなり長いので、ちゃんと読んでいたら何時間も必要ですが、PDFで出力して後で読むことも可能なようです。(数10ページもあるのでプリントアウトは無理です)
ちゃんと内容確認して自己責任で規約に同意しましょう。
次は、「口座開設方法の選択」画面になります。
私は、郵送の手続きが面倒なので、おすすめの「ネットで口座開設」を選択しました。
口座開設方法の選択をして次の画面に進むと「口座開設申込の完了」画面が表示されます。
「口座開設申込の完了」画面が表示されました。
上の画像では見切れていますが、この下に「口座番号確認」が記載されています。
- 受付番号
- 口座番号
- ユーザーネーム
- ログインパスワード
以上の4つです。これらはこの後の手続きで必要になるので、忘れずに控えておきましょう。
私は「口座開設方法」で「ネット」を選択したので、上記の画面で「次へ」をクリックすると、スマホへの連携画面が表示されました。
上記の画面に表示されたQRコードをスマホで読み取ると、スマホに認証画面が表示されます。
先ほど控えた「ユーザーネーム」と「ログインパスワード」でログインします。
これで、スマホで本人確認をするわけです。
まず、スマホカメラで自分の顔を「正面」「右向き」の2ショット撮影します。
次に本人確認ですが、私はマイナンバーカードを選択したので、
マイナンバーカードの「表面」「厚み」「裏面」の3ショットを撮影します。
それぞれ、撮影した画像で問題なければ送信して完了!あとは、証券会社の確認待ちです。
以上、SBI証券の口座開設をしてみました。
やはり5分ではちょっと厳しいですね(汗)(笑)。
証券口座のリスク分散について
最後に複数の証券口座を持つことを選択した理由の一つ「リスク分散」について触れておきます。
みなさんは、銀行預金などに適用されるセーフティネットとして「預金保険制度」があることはご存知かと思います。
「預金保険制度」は、もしも金融機関が破綻した場合に預金者の保護を目的とした制度です。
日本国内に本店のある銀行、信用金庫、信用組合などの金融機関が破綻した場合、1金融機関ごとに預金者一人あたり元本1000万円までとその利息が保護されるというものです。
証券会社にも同様のセーフティーネットとして「日本投資者保護基金」があります。
本来、証券会社では投資家から預かった金融資産(証券や現金など)は証券会社の資産とは分けて管理する「分別管理義務」があるので、たとえ破綻することがあっても投資家は預けている金融資産を返してもらえることになっています。
しかし、証券会社に違法行為があり、この分別管理がなされていなかった場合を想定して「日本投資者保護基金」が投資家の損失を抑えてくれます。
こちらも、銀行とほぼ同等で一人あたり1000万円までが補償されるので、一つの証券会社に預けている金融資産が1000万円を超える場合は分散した方がリスク回避になるというわけです。
(まぁ楽天証券やSBI証券が破綻して、かつ分別管理を怠るという可能性は極めて低いですが)
念には念をということですね。
以上、証券口座の開設と、証券会社での資産運用について確認してきました。
口座開設後の設定などについても別の記事にしています。
よろしければ、合わせて確認してみてください。
この記事が、何かあなたの参考になれば嬉しいです。
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