【FIRA60】おじさんのプチFIRE生活一年の振り返り

第二の人生

FIRA60とは?


FIREという言葉は、もうご存知の方も多いかと思います。

Financial Independence Retire Early の頭文字をとったもので、

経済的自立を手にして、早期リタイアを実現するモーブメントのことですね。


それに対して、最近見かけるようになった「FIRA60」という言葉をご存知でしょうか。

Financial Independence Retire Around 60

の略語だそうで、


60歳くらいで経済的自立を得てリタイアする」ということのようです。

詳しい内容については、こちらの書籍を参照してください。

私は、2021年8月末に、60歳で会社を定年退職しました。

日本では、現在でも「60歳定年制」を採用している企業がまだまだ多いです。

ただ65歳までは、雇用を継続することが企業に義務付けられているため、

定年後も再雇用の形で、働き続ける方も多いかと思います。

私も定年が近づいてきた時、選択を悩みました。

再雇用での処遇は、給与面ではそれまでよりもかなり下がります

それに対して時間的な拘束は、定年前と原則的には変わりません

「それならば、いっそスパッと退職して、残りの人生を好きなことをして暮らすのもアリかもしれない」

そう思い立ってから、60歳以降の「キャッシュフォロー」をちゃんと試算しなくてはと考えました。

そのために、今更ですが59歳で「簿記3級」と「FP3級・2級」資格を取得したわけです。


それらの知識を動員して試算したところ、

仮に100歳まで生きたとしても、

手持ちの資産と公的年金でなんとかなることを確認できました。
(もちろん突発的な怪我や病気要介護の可能性など十分に考慮したうえです)

つまり、定年退職後は、生活費のために働くことからは解放されるということです。

早期退職を意識していたわけではありませんが、幸運にも「FIRA60」可能な状態にたどり着いていたようです。

FIRA60という言葉の前にも、「プチFIRE」という言葉が使われてました。

年金受給開始を待たず、「早期」リタイアするイメージですね。

フルFIREのように早期」とは言えませんが、年金制度がある日本ならではの、

より現実的なFIREのバリエーションと言えるのではないでしょうか。

私が、そんな「プチFIRE」な日々に突入してからもう二年が経ちました

このおじさんが、退職前後にどんなことをしてどんな日々を過ごしてきたのかを振り返ってみようと思います。

私自身、退職後の生活ってどうなるんだろうと少しの不安と、自由への期待を持って今の生活に突入しました。

みなさんにもいつかは、会社を離れる時が来るでしょう。

一足先にリタイア生活に入ったおじさんの日常に、ちょっとだけお付き合い願えませんか?

この記事は、こんなあなたに読んでもらいたいと思っています。

  • FIRE後の生活がどんな感じなのか実例にふれてみたいあなた
  • 定年退職か再雇用かで迷っているあなた
  • 退職後の生活がなんとなく不安なあなた

この記事を読んでいただくと、定年退職後、お気楽に生きているおじさんの生活を垣間見ることができます。

老後なんて、そんなに不安に思うことないかも」って思えるかもしれませんよ。

プロローグ 定年前準備

経済的自立に向けた、お金の知識関連の資格取得

さて、まずは定年前の準備からです。

経済的自立というものが、私に可能なものかをちゃんと確認する必要があると考えました。

そこで、冒頭にも書きましたが、お金の知識を体系的に学ぶために資格試験にチャレンジすることにしたのです。

チャレンジに至った経緯は下記の記事を参照してください。


受験したのは以下の資格です。

これらの学習を退職の8カ月前から順に開始して、どれも合格できました。

59歳のおじさんでも、必要に迫られれば合格できるものですね。

学習法の記事を上記のリストにリンクしてありますので、よかったら参照してみてください。

退職に伴う各種手続き

長年務めた会社を退職するにあたっては、様々な手続きが必要になります。

会社関連の手続き、社会保険の手続きなど漏れのないようにリストアップして進めてきました。


それを書き出してチェックしていったのが下記の記事です。

あなたの退職時の手続きに、何か参考になれるかもしれません。

退職直後の各種手続き

退職に伴う諸手続きで在職中に進められることは、事前に処理をしました。

ただ中には、「離職証明」などが必要で、退職してからでないと手続きできないものがあります。

それらを漏れの無いように、粛々と進めていく必要がありました。

以下の4項目がそうでした。

  1. 健康保険加入手続き
  2. 退職金請求手続き
  3. 国民年金加入手続き
  4. 雇用保険「基本手当」受給手続き

これらの手続きについて、確認のために書いたものが下記の記事です。

※退職後手続き4件の確認

そのうち3件(退職金請求以外)を実行したレポートが下記の記事になります。

上記記事にも、「雇用保険基本手当の受給手続き」について記載がありますが、

実際に初回の失業認定日の様子をレポートした記事が下記の記事です。

初めてのハローワークって何を聞かれるのか、どうすれば良いのか不安ですよね。

私の体験談をまとめた記事ですので、参考になればと思います。

第二の人生 おじさんのプチFIREな日々

さて、定年退職して会社を去りました。

これからは毎日が「日曜日」です。

だからと言って、朝からテレビでワイドショーなんかをボーっと眺めていたら、

たちまち老け込みそうですよね(笑)。

私はもともと、いろんなことに興味があって、やってみたいことが渋滞しています。

たくさんできた自由時間で、それらを片っ端からこなしていこうと思いました。

個人ブログの立ち上げ

さて、真っ先に取り組んだのが、今こうして書いている「ブログ」の開設です。

ヒトデさんのYouTubeや書籍を参考にしながら、手探りでブログサイトの開設を進めました。

⏬ヒトデさんの動画を貼っておきますね。

【2022年5月最新版】ワードプレスでブログを始める手順を実際の画面で解説【ConoHa WING】

書籍はこちら↓

これらを参考に、退職前から準備を進めて、現在まで継続して楽しんでいます。

ブログの作成は、ヒトデさんもおすすめの「Conoha Wing」で作成しました。

初めてでも簡単にWordPressブログが開設できます。


このブログは、プチFIRE生活の大きな柱になっています。

プログラミング学習

次に取り組んできたのが、プログラミング学習です。

こちらは、若い頃からずっとやってみたかったのですが、まとまった学習時間も取れず、

学習方法もよくわからずで先延ばしにしてきたものです。

せっかくできた自由時間で、じっくり取り組んでみようと思い立ち、

まずは、「Progate」の「WEB開発パス」から取り組むことにしました。


その後は「Udemy」のセールで、レッスンを購入して学習を進めました。

これらの講座を順にクリアしていきました。

開発環境の設定やエディタの使い方など、基本から学ぶことができてプログラミングを楽しく学習できています。

最近では、Python で簡単なゲームプログラミングの勉強をしています。

自分で書いたコードが、動くのはなかなか楽しいものですね。

トレーニング三昧の日々

UnsplashCindy Koopsが撮影した写真

さて、プチFIRE生活の三本柱の最後は、トレーニング三昧の日々です。

私は元々、自宅の近所にあるフィットネスクラブのメンバーです。

かれこれ18年ほど入会していますが、会社員時代は週末くらいしか利用できませんでした。

それが、退職後は毎日通えるわけです。

そのクラブは木曜日が定休日なので、週6日は利用できます。

プール、ジャグジー、サウナも完備しているのでトレーニング以外でも楽しめます。

それらが週6日利用できるわけですから、会費も割安に感じますよね。

一日置きに上半身と下半身の筋トレを交互に行い、

週2〜3回は、ヨガなどのスタジオレッスンにも参加します。

そして、毎回のお決まりは、エアロバイクを漕ぎながらの読書60分です。

おかげで本も沢山読めるようになりました。

最近はこれらに加えて「Move to Earn」のためにトレッドミル30分を加えました。

健康維持のため、これからも習慣にしていきたいと思います。

標準的な一日のタイムスケジュール

おじさんの標準的な一日はこんな感じです。

おじさんの一日

  • 6:20 起床
    6:30〜7:00 ウォーキング
    7:00 朝食&身支度
    8:00 送迎
    8:30 朝ヨガ
    9:00 一日の予定確認 & SNSチェック
    10:00〜3h フィットネスクラブ
    13:00 昼食
    14:00〜3h ブログ記事作成 or プログラミング学習 or 読書
    17:20 送迎 & 買い物
    18:00 夕方のウォーキング
    18:30 腰痛予防ヨガ
    19:00 入浴&読書
    20:00 夕食&リラックスタイム
    23:30頃 就寝

どうです?

お気楽に生きてるでしょ(笑)

まとめ

いかがでしたか?

2021年の8月末に、長年務めた会社を定年退職して、もう二年。

その間私が過ごしてきた、プチFIREな日常を振り返ってみました。

退職する前は、退職後の日常に漠然とした不安もありましたが、

いざそうなってみると、結構お気楽で充実した日々を送っています。

何事も、「案ずるより産むが易し」なのかもしれません。

(語源である出産は、大変そうだと思いますが・・・(汗))

現役の皆さんにもいつか訪れる「リタイヤ後の日々」を、

ぼんやりとでもイメージするお役に立てたのならうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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