2023年2月読み放題で読みたい小説5選
いやー早いもので、2023年も、もう一月過ぎてしまいました。
今日から2月に突入ですね。
毎月、月初に「Kindle Unlimited 読み放題」の中から、私が読みたい作品を選んできました。
今年の初め1月1日の5選、1月半ば過ぎに選んだ5作品の記事が下記の二つです。
1月は、読み放題からこれらの10作品を紹介したわけです。
自分で選んでおいて恐縮ですが、どれも楽しめて、充実した新年の読書ライフをスタートできました。
そこで今回も、2月1日の段階で「読み放題」対象の作品から、私が読みたい5作品を選んでみたいと思います。
それでは早速いってみましょう!
※2023年3月1日確認
『瑠璃の雫』は読み放題の対象から外れたようです。
悪しからず、ご了承ください。
「Kindle Unlimited」の詳細は下記のリンクを参照してください。
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『瑠璃の雫』 伊岡 瞬
さて、今回一冊目に選んだのは、
伊岡瞬さんの『瑠璃の雫』です。
Amazonの紹介文には「今最も注目を受ける気鋭が贈る、感涙のミステリ巨編!」とあります。
母と弟の3人で暮らす小学6年生の杉原美緒。母はアルコールに依存し、親類に引き取られた美緒は心を閉ざしていく。そんな折、元検事の永瀬丈太郎という初老の男と出会う。美緒は永瀬の人柄に心を開いていくが、彼はひとり娘を誘拐されており、大きな心の傷を抱えていた。数年後、美緒は事件を調べ始め、余りにも哀しい真実を知る――。家族とは何か。赦しとは何か。
Amazon紹介文より
主人公は、小学6年生の「杉原美緒」という少女です。
少女の母親は、アルコール依存症で既に何回も救急搬送されています。
父親は、そんな家庭に嫌気がさしたのか、ある日突然出奔してしまいました。
母はなぜ、アルコール依存になったのか?
この家族に何があったのか?
また、物語序盤で現れる「元検事の永瀬という初老の男」の身には何があったのか?
次々に浮かび上がる謎を追いながら、辿り着く事実とは・・・。
重いテーマのようですが、とても気になる作品です。
2月の一冊目は、この『瑠璃の雫』に決めました。
2023年2月3日 読了ツイート
『亡者の家』 福澤徹三
今回二冊目に選んだのは、
福澤徹三さんの『亡者の家』です。
こちらはAmazonの紹介文に、
「衝撃の結末に凍りつく、一気読み必至のホラーサスペンス」とあります。
消費者金融で働く新米社員・諸星雄太が延滞者を訪ねると、男は行方不明になっていた。家には男の妻と娘が残されていたが、返済は待ってほしいと言うばかりだ。取り立てに通ううち、雄太は奇妙な色気を滲ませるその人妻に搦めとられてゆく。やがて周囲の人間が、一人、また一人と変死を遂げてゆき……。
Amazon紹介文より
消費者金融の延滞者を訪ねると、その相手が行方不明になっていたーーー。
それだけで、既に不穏な空気が漂いますよね。
それが、取り立てに通ううちに、その人妻の色香に惑わされて・・・、
なんて、絶対何か起きる予感しかないです。
まさに「フラグ立って」るんじゃないでしょうか?
おまけに紹介文で「衝撃の結末に凍りつく」なんて書かれたら、読まずにはいられません!
2月に読みたい二作品目は、『亡者の家』に決めました。
2023年2月4日 読了ツイート
『ゴルゴタ』 深見真
2月の三冊目に選んだのは、
深見真さんの『ゴルゴタ』です。
理不尽に殺害された妻の復讐物語でしょうか?
最強と謳われる陸上自衛官・真田聖人の妻が斬殺された。妊娠六ヵ月、幸せの真っ只中だった。加害少年らに下った判決は、無罪にも等しい保護処分。この国の法律は真田の味方ではなかった。憤怒と虚無を抱え、世間から姿を消した真田は復讐を誓う。男は問う–何が悪で、何が正義なのかを。本物の男が心の底から怒りをあらわにしたその瞬間……残酷で華麗なる殺戮が始まった!
Amazon紹介文より
最愛の妻を惨殺された、自衛官の男「真田」。
少年法で守られた犯人たちに下された判決は、「無罪にも等しい保護処分」でした。
おそらく、彼らはたいして反省もしていないのでしょう?
復讐を誓った自衛官が立ち上がった時、
犯人たちにはどのような報復が与えられるのでしょうか?
紹介文には「残酷で華麗なる殺戮」とあります。
法で裁ききれない悪に、男はどのように立ち向かうのでしょうか?
気になって、読まずにはいられません。
2月に読みたい三作品目は、『ゴルゴタ』に決めました。
2023年2月6日 読了ツイート
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』 汐見夏衛
さて、四作品目に選んだのは、
汐見夏衛さんの『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』です。
これまでの三作品が、割と重めな内容のようなのでちょっと雰囲気を変えて選んでみました。
Amazonの紹介文には「涙なくしては読めない、怒涛のラストは圧巻!」とあります。
そうかー、もう泣く準備はできましたよ。
親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中2の百合。母親とケンカをして家を飛び出し、目をさますとそこは70年前、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられ、彼と過ごす日々の中、百合は彰の誠実さと優しさに惹かれていく。しかし、彼は特攻隊員で、ほどなく命を懸け戦地に飛び立つ運命だった――。のちに百合は、期せずして彰の本当の想いを知る…。
Amazon紹介文より
タイムスリップもののようですね。
現代の中学2年生の少女が、タイムスリップ先の戦時中の特攻隊員に惹かれてしまったら・・・。
もう、切ない展開しか想像できませんね。
どうなっちゃうんでしょうか?
これは読まずにはいられませんね。
2月の四作品目は、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で決定です。
2023年2月7日 読了ツイート
14歳、中学2年生の「百合」は反抗期のせいでしょうか、
周りのさまざまな事が、不満でイライラしていました。
勉強もバカバカしくてやる気になりません。
母親の小言も鬱陶しいだけです。
ある日とうとう、母親と喧嘩して家を飛び出してしまいます。
ひと夜を過ごすために見つけたのが、古い防空壕。
そして、そこで次の朝目覚めると、そこは戦時中の日本でした。
その世界で、心優しい人々と暮らしていく中で百合は、
不満だらけだったかつての日常が、どれほど恵まれていたかに気づきます。
読者の私も同じ想いを持ちました。
私たちは、日々繰り返される平凡な日常に、
不満を零したくなることも多々あります。
けれど、衣食住に不自由することなく、
空襲で死の恐怖に怯えることもないこの日常は、
実は、とても恵まれた有難いことなのだと気づくべきなのでしょう。
今も、世界のどこかで戦争は続いていたり、飢餓に苦しむ子供たちもいます。
この理不尽な不幸は何故なくならないのか?
私たちはどうすべきなのか、考えさせられました。
『バックステージ』 芦沢央
さて、「2月に読みたい小説5選」、今回ラストに選んだのは、
芦沢央さんの『バックステージ』です。
今回もAmazon紹介文のキラーワードにやられました。
「いま、最も注目される作家芦沢央の驚愕・痛快ミステリ!」とあります。
こんなこと言われたら、そりゃ読みたくなりますよね。
新入社員の松尾は忘れ物で戻った夜の会社で、先輩社員の康子がパワハラ上司の不正証拠を探す場面に遭遇。そのまま巻き込まれる形で、片棒を担がされることになる。翌日、中野の劇場では松尾たちの会社がプロモーションする人気演出家の舞台が始まろうとしていた。その周辺では息子の嘘に悩むシングルマザーやチケットを手に劇場で同級生を待つ青年、開幕直前に届いた脅迫状など、それぞれ全く無関係の事件が同時多発的に起きていたが、松尾と康子の行動によってそれらは少しずつ繋がっていく、そして……。バラバラのピースが予測不能のラストを象る。
Amazon紹介文より
パワハラ上司の不正を暴きたい女性社員と、なりゆきで協力することになった新入社員。
その二人がたどり着いた自社プロモーションの舞台の周辺では、
それぞれ異なる4つの事件が起きていたとあります。
それぞれ、どんな事件なのかは現時点ではわかりませんが、
全く無関係に見えたそれらが、次第につながり始めるとは・・・。
どういうことなのか、とても気になります。
2月に読みたい5選、ラストに選ぶのは『バックステージ』に決めたいと思います。
2023年2月8日 読了ツイート
パワハラ上司を懲らしめようと、不正の証拠を掴もうとする二人。
かつての「同級生」と再会して恋心を抱き始めた、ラノベオタクの青年。
子育ては「こうあるべき」と、思い込んでいた自分に気づいた母親。
老いてもなお、今より上の「明日の」芝居を諦めない女優。
みんな、魅力的なキャラクターでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
2023年2月の「Kindle Unlimited 」読み放題対象から、
今月私が読みたい5作品を選んでみました。
2月になってもまだまだ寒い日が続きそうです。
そんな日には、いっそ外出をあきらめて、
暖かい室内で読書にどっぷり浸かるのも良いのではないでしょうか?
この記事が、あなたの読書ライフの何か参考になればうれしいです。
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