2023年2月読み放題で読みたい小説5選ー第2弾
2月も節分を過ぎて、暦の上ではもう「春」になりましたね。
とは言え、3月並みの暖かい日もあるかと思えば、
明日の関東地方は雪の予報だそうで・・・。
「三寒四温」の日々までもう少しという感じでしょうか?
公園で春の日差しを受けながらチェアリング読書できるのは、もう少し先になりそうです。
さて、今月一日に「Kindle Unlimited で2月に読みたい小説5選」の記事をアップしました。
その5選の記事がこちら⏬です。
これらの5作品も昨日までで読了し、どの作品も、それぞれ楽しめました。
あえて私のイチオシを選ぶなら、『瑠璃の雫』でしょうか。
ということで、今月は早々に5作品を読み終えたので、
次に読みたい5作品を選んでみたいと思います。
2月9日現在の「Kindle Unlimited」読み放題対象作品から、
私が読みたいと思った5作品を紹介します。
ご存じかと思いますが、「読み放題対象」作品は随時入れ替えされます。
そのため、気になる作品は、早めにライブラリーに登録しておくのがお勧めです。
ご自身のライブラリーに登録しておけば、
読み放題対象外になってもそのまま読むことができるからです。
※2023年3月1日確認
『蟻の棲み家』、『冤罪犯』の2作品は、読み放題の対象から外れたようです。
悪しからずご了承ください。
「Kindle Unlimited」の詳細は下記のリンクを参照してください。
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3ヶ月分の「Kindle Unlimited」つきでお得ですよ。
『蟻の棲み家』 望月諒子
今回1作品目に選んだのは、
望月諒子さんの『蟻の棲み家』です。
東京都中野区で、二人の若いシングルマザーが相次いで射殺された。彼女達は、ともに売春を生業としていた。フリーライターの木部美智子は、自分が追う企業恐喝事件と、連続女性殺害事件の間に、意外なつながりがあることに気がつく。やがて、テレビ局には「三人目の犠牲を出したくなければ二億円を用意しろ」という脅迫状が送られてきて――。貧困の連鎖と家族の桎梏、目をそむけたくなる社会の暗部を、周到な仕掛けでえぐり出すノワールミステリー。大どんでん返しの圧巻のラストは、息つく暇なく一気読み必至。
Amazon紹介文より
文庫帯には「イヤミスを超えた衝撃作!」とありました。
フリーライターの「木部美智子」が事件の謎を追うシリーズもののようです。
上記のAmazonの紹介文では、
「企業恐喝事件と、連続女性殺害事件の間に、意外なつながりが・・・」とあります。
さらに、
「目をそむけたくなる社会の暗部を、周到な仕掛けでえぐり出すノワールミステリー」
「ノワールミステリー」、なんて惹かれるワードでしょう。
これらのワードで、どんな物語が展開されるのか気になって仕方ありません。
今回の5選、1作品目は『蟻の棲み家』にしたいと思います。
2023年2月12日 読了ツイート
『プロパガンダゲーム』 根本聡一郎
さて、今回2作品目に選んだのは、
根本聡一郎さんの『プロパガンダゲーム』です。
「君たちには、この戦争を正しいと思わせてほしい。そのための手段は問わない」大手広告代理店「電央堂」の就職試験を勝ちあがった大学生8名。彼らに課された最終選考の課題は、宣伝によって仮想国家の国民を戦争に導けるかどうかを競うゲームだった。勝敗の行方やいかに、そしてこの最終選考の真の目的とは?――先の読めないゲーム展開と衝撃のラストが、宣伝広告の本質、ネット社会における民主主義とはなにかを読者に問いかける。
Amazon紹介文より
この作者「根本聡一郎」さんの作品では、以前『ウィザードグラス』を読みました。
他人の検索履歴を見ることができるAR機器「ウィザードグラス」をめぐる物語なのですが、
すごいことを考える人がいるものだと衝撃を受けました。
その根本さんのデビュー作がこの『プロパガンダゲーム』ということで、
以前から気になっていた作品です。
大手広告代理店の入社試験で、仮想国家の国民を戦争に導くことを競わせるとは・・・。
もしもそんなことが可能ならば、
わたしたちが戦争に駆り立てられる現実もあり得るのでは?
そう考えてしまいます。
この物語の就活生たちは、一体どんな方法で「仮想国家」を戦争に向かわせようとするのか?
俄然興味が湧いてきます。
今回の2作品目は『プロパガンダゲーム』に決めました。
2023年2月14日 読了ツイート
『冤罪犯』 翔田 寛
次に3作品目に選んだのは、
翔田寛さんの『冤罪犯』です。
幼女の遺体が休耕地で発見された。船橋署刑事課主任・香山亮介は、ブルーシートをかけられた遺体の様子が、7年前の田宮事件と酷似していることに疑念を抱く。事件は、犯人とされた男が無実を訴えたまま拘置支所内で自殺して終わったはずだった。香山は模倣犯を疑うが、真犯人による再犯の可能性を示す“あるもの”により、事態が急展開し……。刑事の執念が過去に隠された思いもよらぬ真相を暴く、圧巻の誘拐ミステリー!
Amazon紹介文より
上記のAmazonの紹介文の内容からすると、
過去の殺人事件が冤罪を生み、見逃された真犯人が7年後に幼女殺人を犯した。
しかも冤罪で捉えられた男は、無実を訴えながら獄中で自殺していた。
冤罪のため無辜の青年が獄中で自殺したという話は、
今年の1月に読んだ「中山七里」さんの『テミスの剣』と共通したところがあります。
なぜ、冤罪が生まれてしまったのか?
7年前の事件で、真犯人に迫れなかったのは何故なのか?
刑事が辿り着いた「思いもよらぬ真相」とは。
あー、真相が知りたい!
今回の3作品目は、この『冤罪犯』で決まりです!!
2023年2月17日 読了ツイート
『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』 汐見夏衛
今回4作品目に選んだのは、
汐見夏衛さんの『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』です。
この作品は、今月初めの「読みたい5選」の中の作品
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
とのつながりで気になった作品です。
中2の涼は転校先の学校で、どこか大人びた同級生・百合と出会う。初めて会うのになぜか懐かしく、ずっと前から知っていたような不思議な感覚。まっすぐで凛とした百合に涼はどんどん惹かれていく。しかし告白を決意した矢先、百合から聞かされたのは、75年前の戦時中にまつわる驚くべき話で――百合の悲しすぎる過去の恋物語だった。好きな人に、忘れられない過去の恋があったら、それでも思いを貫けますか?愛することの意味を教えてくれる感動作。
Amazon紹介文より
この物語に登場する少女の名前は「百合」です。
そして上記の紹介文には、
「百合から聞かされたのは、75年前の戦時中にまつわる驚くべき話でーー百合の悲しすぎる過去の恋物語だった」
とあります。
ということは、この「百合」は、
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の百合で、
この物語はその続編ということのようです。
前作で感動したので、引き続き読んでみたいと思います。
今回の4作品目は、
『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』でまた百合に会いに行きます。
2023年2月17日 読了ツイート
『ペンギン・ハイウェイ』 森見登美彦
さて、今回最後の5作品目に選んだのは、
森見登美彦さんの『ペンギン・ハイウェイ』です。
第31回日本SF対象受賞作ということなので、大いに期待できそうです。
ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした──。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。
森見登美彦さんの作品はこれまでに4作ほど読んでいて、
その独特な世界観に毎回魅せられてきました。
とりわけ最初に出会った『夜は短し歩けよ乙女』や、
『四畳半神話体系』は大好きな作品です。
そんな森見登美彦さんの作品で「日本SF大賞受賞作」とくれば、
面白くないはずがありません。
突然街に現れる「ペンギン」とか、「歯科医院のお姉さん」とか、
そうそれだけで魅力的なキャラが想像できます。
今回のラスト、5作品目に選ぶのは『ペンギン・ハイウェイ』に決定です。
2023年2月20日 読了ツイート
まとめ
いかがでしたでしょうか?
2023年2月の「Kindle Unlimited」読み放題対象から、
今月私が読みたい5作品の第二弾を選んでみました。
最近になって少しずつ春の日差しを感じられる日もありますが、
まだまだ北風が冷たかったり、本当の春の訪れはもう少し先でしょうか?
引きこもりがちな日々でも、読書の楽しみがあれば、
それはそれで幸せな時間ではないでしょうか?
今回の記事が、あなたの読書ライフの何か参考になればうれしいです。
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