2023年4月読み放題で読みたい小説5選
さて、いよいよ4月。
新年度の始まりですね。
新生活をスタートされる方もあるかと思います。
毎年開花が早くなるような桜も、この週末まではなんとか見頃のようですね。
天気の良い日は、外に出て、公園で読書も気持ちいい季節になりました。
ということで、毎月月初の恒例企画
「Kindle Unlimited 読み放題」の中から、今月私が読みたい小説5作品を選んでみました。
先月、3月1日の記事がこちら🔽です。
3月後半は、「本屋大賞ノミネート作品」を読み込んでいたので、
Unlimitedからはこの5作品を読みました。
こんな感じで、毎月記事にしていますので、
過去の記事も参考にしていただければと思います。
(※ただ、読み放題対象の作品は入れ替えされるので、現在は対象外になっている場合があります)
それでは、「Kindle Unlimited」4月1日現在の読み放題対象作品から、
私が今月読みたい5作品を紹介します。
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『セカンドライフ』 新津きよみ
さて、4月に読みたい小説1作品目に選んだのは、
新津きよみさんの『セカンドライフ』です。
このブログのタイトルは「ケンおじさんのセカンドライフ入門」ですが、
まさに「セカンドライフ」世代のお話のようで、ビビッときて選びました。
二十三年前に殺された父。母が殺人依頼したのかも……(「見知らぬ乗客」)。
熟年離婚で手に入れたこの自由は手放したくない(「セカンドライフ」)。
老後と呼ぶには若すぎる、寿命が延びた現代社会において第二の人生をどう生きるかは男も女も切実だ。そんなとき邪魔になるのは長年連れ添ったあの人――。
定年世代の来し方行く末を七つの人生の情景で綴る、毒あり華あり上質のミステリー短篇集。
セカンドライフ世代=定年世代ですが、
上の紹介文では、「定年世代の来し方行く末を七つの人生の情景で綴る」とあります。
七つの短編で綴られる、まさに私のためのような作品です(笑)
今月の1作品目は、この『セカンドライフ』に決めました。
2023年4月8日 読了ツイート
『あひる』 今村夏子
次に2作品目に選んだのは、
今村夏子さんの『あひる』です。
我が家にあひるがやってきた。知人から頼まれて飼うことになったあひるの名前は「のりたま」。娘のわたしは、2階の部屋にこもって資格試験の勉強をしている。あひるが来てから、近所の子どもたちが頻繁に遊びにくるようになった。喜んだ両親は子どもたちをのりたまと遊ばせるだけでなく、客間で宿題をさせたり、お菓子をふるまったりするようになる。しかし、のりたまが体調を崩し、動物病院へ運ばれていくと子どもたちはぱったりとこなくなってしまった。2週間後、帰ってきたのりたまは、なぜか以前よりも小さくなっていて……。
知人に頼まれて「あひる」を飼うことになった家族のお話のようです。
可愛いあひるが家族に加わり、ほのぼのとしたお話かと思ったのですが・・・。
上の紹介文を見ると、何か謎がありそうな気配が。
一体どんなお話が展開されるのか、とても気になります。
ということで、今月読みたい2作品目は、
この『あひる』に決めました。
2023年4月9日 読了ツイート
『猫を抱いて像と泳ぐ』 小川洋子
今回3作品目に選んだのは、
小川洋子さんの『猫を抱いて像と泳ぐ』です。
この作品はツイッターの読書垢さんたちのツイートで度々見かけて
気になっていた作品です。
今回、「読み放題」で見つけたので、迷わずライブラリーに追加しました。
「大きくなること、それは悲劇である」──この警句を胸に11歳の身体のまま成長を止めた少年は、からくり人形を操りチェスを指す。その名もリトル・アリョーヒン。盤面の海に無限の可能性を見出す彼は、自分の姿を見せずに指す独自のスタイルから、いつしか“盤下の詩人”と呼ばれ奇跡のように美しい棋譜を生み出す。架空の友人インディラとミイラ、海底チェス倶楽部、白い鳩を肩に載せた少女、老婆令嬢……少年の数奇な運命を切なく描く。小川洋子の到達点を示す傑作。
小川洋子さんの作品は、以前『博士の愛した数式』や『密やかな結晶』を読んだことがあります。
その独特の世界観に魅せられました。
その小川洋子さんの「到達点を示す傑作」と紹介文にあります。
これはもう、読むしかないと思いました。
11歳で成長を止めた少年という設定もいかにも「小川洋子さんワールド」のような気がします。
今月読みたい3作品目は、『猫を抱いて像と泳ぐ』に決めました。
2023年4月11日 読了ツイート
『後宮の検屍女官3』 小野はるか
そして、4作品目は、
小野はるかさんの『後宮の検屍女官3』です。
この作品は、1作目と2作目を以前読んでいて、
今回「3」を読み放題で見つけたので、迷いなく選びました。
死王の事件で無人のはずの後宮3区で、新たに墜落死体が見つかる。
それはなんと皇帝の寵妃・梅(ばい)ショウヨの乳母だった――!梅ショウヨは、調べる前から乳母の死は自害だと主張しており、掖廷令を務める美貌の宦官・延明(えんめい)は死因を怪しむ。
優れた検屍術を持つがぐうたらな女官・桃花(とうか)の力を借りて死の真相に迫ろうとするが、思わぬ邪魔が入り……。水面下で激化する皇后派と寵妃派の対立、深まる後宮の疑惑の闇、そして桃花にもある変化が生まれて――?
今回もまた、「無人のはずの後宮3区」で変死体が発見されます。
例によって、延明と桃花のコンビで謎解きに挑むようですが、
皇后派と寵妃派との対立が激化し、桃花にもある変化が・・・とは?
気になる新たな展開があるようですね。
今月の4作品目は、『後宮の検屍女官3』で決まりです。
2023年4月13日 読了ツイート
『名探偵の証明』 市川哲也
さて、今回のラスト5作品目に選んだのは、
市川哲也さんの『名探偵の証明』です。
ちなみにこの作品は、第23回鮎川賞受賞作とのことです。
そのめざましい活躍から、1980年代には推理小説界に「新本格ブーム」までを招来した名探偵・屋敷啓次郎。行く先々で事件に遭遇するものの、ほぼ十割の解決率を誇っていた――。しかし時は無情にもすぎて現代、60代となったかつてのヒーローはある事件で傷を負い、ひっそりと暮らしている。そんな屋敷のもとを、元相棒が訪ねてきた。資産家一家に届いた脅迫状の謎をめぐり、探偵業の傍らタレントとしても活躍している蜜柑花子と対決しようとの誘いだった。人里離れた別荘で巻き起こる密室殺人、さらにその後の屋敷の姿を迫真の筆致で描いた長編ミステリ。
最初に気になったのは、
「1980年代には推理小説界に『新本格ブーム』までを招来した名探偵」という一文です。
物語の主人公である探偵が、
新本格ミステリ主役級の存在として伝説になった人物ということでしょうか?
その「主役」が老いて、ひっそり暮らしているところに、
新たな謎解きの対決が舞い込むという展開のようです。
現役を退いて「プチFIRE」の身の私としては、他人事とは思えない気がします。
60歳を過ぎた、かつての名探偵に今もなお変わらない活躍を期待してしまうのです。
今月読みたい小説5選、今回の5作品目は、
『名探偵の証明』に決定です。
2023年4月15日 読了ツイート
この作品、読了してから気づいたのですが、
作中に登場する若手名探偵「蜜柑花子」は、
以前紹介した『屋上の名探偵』の主人公で、
彼女の学生時代のエピソードを描いたものでした。
「あー、こんな名探偵になっちゃったのね」と感慨深いものがありました。😊
まとめ
いかがでしたでしょうか?
2023年4月の「Kindle Unlimited」読み放題対象の中から、
今月私が読みたい小説5作品を選んでみました。
あまり特定のジャンルに偏らないように選んだつもりなので、
どんな展開が待っているのか、読み進めていくのが楽しみです。
私の暮らすエリアでは、桜の見頃もこの週末まででしょうか?
一方で花粉の飛散は次第に落ち着いてくると思われます。
天気の良い日は、景色の良いところでチェアリングで読書するのが楽しみです。
今回の記事が、あなたの読書の何かの参考になればうれしいです。
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