2024年6月の読み放題から読みたい小説5選
もう、6月かー。
気づけば、2024年上半期の最終月ですね。
今年ももうすぐ半分終わるわけですが、近頃つくづく思うのは、
春、短くない?ってことです。
5月の終盤は夏日の連続で、なんでも観測史上一番早い夏日の連続だとか・・・。
もう少しすれば梅雨入ですが、その前に夏が来ちゃいましたね(汗;)
とはいえ、読書好きの皆さんには梅雨は必ずしも鬱陶しいだけではないかと思います。
昔から「晴耕雨読」と言いますが、雨の日の読書もまた風情があって私は好きです。
外出を諦めて、部屋の中で雨音を聴きながら読書に浸るのもいいものではないですか。
ということで、今月も「Kindle Unlimited 読み放題」対象作品の中から、
私が読みたいと思う小説5作品を選んでみたいと思います。
毎月月初のお約束、先月アップした「5月に読みたい小説5選」の記事がこちら⏬です。
「Kindle Unlimited」は、月額980円で対象作品が好きなだけ読める、本のサブスクサービスです。
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それでは、2024年6月に読みたい小説5作品を選んでいきましょう!
『きみと暮らせば』 八木沢里志
6月に読みたい小説、まず1作品目に選んだのは、
八木沢里志さんの『きみと暮らせば』です。
Amazonでは、「徳間文庫カテゴリ」のベストセラー1位の表示があります。
八木沢さんの作品は、5月の読み放題5選で、
『純喫茶トルンカ』
の2作品を読みました。
(※残念ながらこの2作品は、6月1日時点で読み放題の対象外になっていました)
とても優しい気持ちになれる良作だったので、
続けて、八木沢さんの作品を読みたいと思いました。
十年前、陽一の母とユカリの父が結婚し、二人は兄妹になったが、五年前に両親は他界。中三のユカリは義母のレシピ帳を参考に料理し、陽一は仕事で生活費を稼ぎ、支えあいながらの二人暮らし。
Amazon紹介文より
ある日、庭先に猫が現れる。二人は猫を飼い主らしき人へ届けに行くのだが――。
のんびり屋の兄と、しっかり者の妹が織りなす、陽の光差すような、猫もまどろむほのぼのあったかストーリー。
それぞれの父親と母親が再婚し、兄妹になった二人。
それなのにその両親が他界して二人で暮らすことになったとは・・・。
もうそれだけで、何か甘酸っぱい感じがしてきます。
紹介文のあるように、
「のんびり屋の兄と、しっかり者の妹が織りなす、陽の光差すような、猫もまどろむほのぼのあったかストーリー」
って、どれだけあったかいお話ですか(笑)
今月もほのぼのさせていただきます!
今月の1作品目は、
八木沢里志さんの『きみと暮らせば』に決めました。
2024年6月4日 読了ポスト
#読了
— ken-ojisan|プチFIRE (@kenojisanblog) June 4, 2024
陽一の母とユカリの父が結婚し
二人は兄妹となったが
五年前に両親が他界
のんびり屋の兄としっかり者の妹で
支え合って暮らすことに
そこにハチワレの猫種田さんが家族に加わり
二人と一匹の日常がほのぼのとして
「きみと暮らす」景色が愛おしい物語です✨#きみと暮らせば#八木沢里志 pic.twitter.com/15V3WG3JMk
『シャイロックの子供たち』池井戸潤
続いて2作品目に選んだのは、
池井戸潤さんの『シャイロックの子供たち』です。
Amazonのページには「経済・社会小説カテゴリ」のベストセラー1位の表示があります。
池井戸潤さんの作品が「Kindle Unlimited」で読めるなら、
この機会に読まない選択はないでしょう。
「半沢直樹」シリーズのドラマ化で大ブレイクした著者が、「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と語る本作。とある銀行の支店で起きた現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪!? “叩き上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上がらない成績……事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮らすことの幸福と困難さを鮮烈に描いた傑作群像劇。
Amazon紹介文より
池井戸さんご本人をして、
「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と言わしめた作品です。
どんな作品なのか、是非読んでみたくなります。
「銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮らすことの幸福と困難さを鮮烈に描いた傑作群像劇」
というキャッチもそそります!
6月に読みたい小説2作品目は、
池井戸潤さんの『シャイロックの子供たち』で決まりです。
2024年6月6日 読了ポスト
#読了
— ken-ojisan|プチFIRE (@kenojisanblog) June 6, 2024
目標達成を絶対正義として
理不尽な要求に耐えながら上を目指す
苦悩する銀行員たちの群像劇✨
かと思っていたら…
物語後半に入り一気に加速するミステリ
次々に表れる人の裏事情と秘密
緻密なストーリー展開に惹き込まれ
夢中で読み終えました✨✨✨#シャイロックの子供たち#池井戸潤 pic.twitter.com/EGRgAHSwyy
『死神の精度』 伊坂幸太郎
次に3作品目に選んだのは、
伊坂幸太郎さんの『死神の精度』です。
伊坂幸太郎さんは、以前からファンで、
これまでに11作品を読みました。
先月も『フーガはユーガ』を読んで、また好きになりました。
そんな、伊坂幸太郎さんの作品が読み放題対象に加わっていたので、
選ばない訳にはいきませんよね(笑)!
こんな人物が身近に現れたら、彼/彼女は死神かもしれません──(1)CDショップに入りびたり(2)苗字が町や市の名前と同じ(3)会話の受け答えが微妙にずれていて(4)素手で他人に触ろうとしない。1週間の調査の後、死神は対象者の死に「可」「否」の判断を下し、「可」ならば翌8日目に死は実行される。ただし、病死や自殺は除外。まれに死神を感じる人間がいる。──クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う、6つの人生。金城武主演で映画化された原作です!
Amazon紹介文より
「クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う、6つの人生」
という内容だけで、伊坂ワールドの展開が期待されるというものです。
死神による1週間の調査により「対象者の死の可否」が判断される。
とありますが、その可否の判断基準はどうなっているのでしょう!?
もうこれは読むしかありませんね。
ということで、
今月の3作品目は、
伊坂幸太郎さんの『死神の精度』に決まりました!!
2024年6月8日 読了ポスト
#読了
— ken-ojisan|プチFIRE (@kenojisanblog) June 8, 2024
8日後に死ぬ予定の人間に寄り添って
死の可否を判定する死神
人間が生み出すミュージックは愛するが
人の生死には興味が無いと言う
それなのにその死神には
慈悲の眼差しが感じられるのです✨
いつか私にその時が来たら
この死神に担当してもらいたいです😌#死神の精度#伊坂幸太郎 pic.twitter.com/K2L0R2iQlT
『竜の医師団』 庵野ゆき
続いて、4作品目に選んだのは、
庵野ゆきさんの『竜の医師団』です。
Amazonでは、「創元推理文庫カテゴリ」ベストセラー1位と表示されています。
先月読み放題対象作品の中で見つけて、気になっていたのですが、
5月の「5選」には入れませんでした。
満を持しての今回の5選入りです。
この世は竜の創りしもの。竜のあるところに豊穣あり。だが竜が病む時、彼らは破壊をもたらす。〈竜ノ医師団〉とは竜の病を退ける者。極北の国カランバス。虐げられし民ヤポネ人の少年リョウは、憲兵から逃れ必死で飛空船の発着場を目指していた。〈竜ノ医師団〉は治外法権、飛空船で辿り着き入団できれば、ヤポネ人でも道が開ける。発着場に向かう途中リョウは、上流階級のお坊ちゃんレオニートに出会う。彼も医師団に入団したいというのだ。二人は協力して船に乗りこむが……。『水使いの森』で第4回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞の著者が贈る、竜の医師を目指す少年たちの物語。
Amazon紹介文より
上記の紹介文を見た感じでは、
「竜」とは創造主的な存在で、
その病を癒す〈竜ノ医師団〉は、ある種の特権階級で、
その医師団に加わることができれば、下層の民でも立身出世の道が開けるものらしいです。
というのも、
「竜の医療は命がけ!
くしゃみをすれば竜巻が起き、
背中を掻けば山が潰れる!?」
という、命がけの仕事だからでしょうか?
「そんな竜の病を治すために情熱を注ぐ変人だらけの医師たちと、
医師を目指し奮闘する少年二人の成長を描く異世界青春医療ファンタジイ」
というキャッチからも、これは一読の価値がありそうです。
6月に読みたい小説、4作品目は、
この『竜の医師団1』に決めました。
『彼女は頭が悪いから』姫野カオルコ
さて、6月に読みたい小説5選のラスト、5作品目に選んだのは、
姫野カオルコさんの『彼女は頭が悪いから』です。
この作品は、Amazonで「日本の小説・文芸カテゴリ」のベストセラー1位の表示があります。
あの上野千鶴子さんが東大入学祝辞で取り上げたものだそうです。
「平成31年度東京大学学部入学式 祝辞」として東大のサイトに記載されています。
今回私も初めて読みましたが、一読の価値のある内容だと思います。
興味のある方は上のリンクから読んでみてください。
横浜の3人きょうだいの長女として育ち、県立高校を経て中堅の女子大学に入った美咲と、渋谷区広尾の国家公務員宿舎で育ち東大に入ったつばさ。
Amazon紹介文より
偶然に出会って恋に落ちた2人だったが、別の女の子へと気持ち が移ってしまったつばさは、大学のサークル「星座研究会」(いわゆるヤリサー)の飲み会に美咲を呼ぶ。
そして酒を飲ませ、仲間と一緒に美咲を辱める。美咲が部屋から逃げ110番通報したことで事件は明るみに出ることに。
しかし、事件のニュースを知った人たちが、SNSで美咲を「東大生狙いの勘違い女」扱いする。
実際に東大工学部と大学院の男子学生5人が起こした事件をモデルにしているとのこと。
表題の『彼女は頭が悪いから』というのは、
加害者の男子学生が被害者に対して口にした言葉だそうです。
この国の大学の頂点に立った自分からみれば、
その他の学生など見下されて当然とでも思い上がっていたのでしょうか?
この問題を「姫野カオルコ」さんという作家は、どのように再構築してくれるのでしょうか?
実に興味深くて、読まずにはいられません。
ということで、「Kindle Unlimited 読み放題で6月に読みたい小説5選」、
ラストの5作品目は、
姫野カオルコさんの『彼女は頭が悪いから』を選びたいと思います。
2024年6月12日 読了ポスト
#読了
— ken-ojisan|プチFIRE (@kenojisanblog) June 12, 2024
東大生の肩書きで
周りから特別視されることで生まれた傲慢
自分たちは特別だから…下にいる者を
貶めることでそれを確認するのは「小心」?
この物語を読んで
気分が悪いと思うのは何故かわかる?
と、作者に試されているような…
そんな気がしました😌#彼女は頭が悪いから#姫野カオルコ pic.twitter.com/sSFudm1rrk
まとめ
いかがでしたでしょうか。
毎月月初のお約束、「Kindle Unlimited 読み放題」対象作品の中から、
私が読みたいと思う小説5作品を選んでみました。
今回は結構話題性のある作品が多めな感じがします。
これから梅雨に向けて、部屋に引きこもる日々が増えると思うので、
これらの作品を手始めに、読書を楽しむ6月にしたいと思います。
今回の記事があなたの読書の何かの参考になれたらうれしいです。
それでは、お読みいただきありがとうございました。
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