2024年7月の読み放題から読みたい小説5選
はい、7月になりましたね。
2024年も折り返しです。
毎月言っているような気がしますが、
月日の過ぎるのがどんどん加速しているような気がします。
今年は梅雨入りが例年より遅く、その分短い期間に多くの雨量が予想されるとか。
本日(7月1日)も、警報級の大雨が心配されるところもあるようです。
それならいっそ外出は諦めて、じっくり読書に浸りましょうか。
読書は、究極のヴァーチャル・リアリティです。
どんな世界へも出掛けられますよね。
ということで、今月も「Kindle Unlimited 読み放題」対象作品から
私が読みたいと思う小説5作品を選んでみたいと思います。
先月アップした「6月に読みたい小説5選」の記事がこちら🔽です。
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それでは、2024年7月に読みたい小説5作品を選んでいきましょう!
『闘う君の唄を』中山七里
2024年7月の読み放題対象作品の中から、
私が読みたいと思った小説5選の1作品目は、
中山七里さんの『闘う君の唄を』をです。
毎月月初に選ぶ、読みたい小説5選では、
ほぼレギュラーメンバーと言っても過言ではない、
中山七里さんの作品を今回も選んでしまいました。
新任幼稚園教諭の喜多嶋凜は、あらゆることに口出しをしてくるモンスターペアレンツと対立しながらも、自らの理想を貫き、少しずつ周囲からも認められていくのだが……。どんでん返しの帝王が贈る驚愕のミステリー。
Amazon紹介文より
本作の主人公は、幼稚園教諭の女性です。
「モンスターペアレンツと対立しながらも…認められていくのだが…」って?
あまりにも多くを語らない紹介文なので、想像するしかありませんが、
「どんでん返しの帝王が贈る驚愕のミステリー」と締めるあたり、
平穏な結末ではないのでしょうね、きっと。
中山七里さんの作品なので、そこは期待が高まります!
とりあえず、「読め!」ということでしょうね(笑)
さらに、この作品の続編の
『騒がしい楽園』
も、今回読み放題の対象になっています。
併せてこちらも読んでみたいと思います。
ということで、今回の1作品目は、
中山七里さんの『闘う君の唄を』に決めました。
2024年7月3日『闘う君の唄を』読了ポスト
#読了
— ken-ojisan|プチFIRE (@kenojisanblog) July 3, 2024
新人幼稚園教諭の喜多嶋凛✨
モンスターペアレンツの理不尽な要求と
闘いながらも、自らの理想を貫き、
少しずつ周囲から認められていく…
という成長物語なのか?
と思っていると…
後半で一気に雰囲気が変わり😮
物語全体の意味が違ってきます🫢
1作で2度美味しい✨#闘う君の唄を#中山七里 pic.twitter.com/drFVUZjjWA
2024年7月4日『騒がしい楽園』読了ポスト
#読了
— ken-ojisan|プチFIRE (@kenojisanblog) July 4, 2024
前作『闘う君の唄を』での事件後
都内の幼稚園へ異動になった神尾舞子
その「楽園」は近隣住民への騒音問題や
待機児童問題などの「災厄」を抱えていた…
そして起きてしまった最悪の事態
誰が何のためにそんな非道を働いたのか?
最後まで見抜けませんでした😓
✨✨✨#騒がしい楽園#中山七里 pic.twitter.com/jT6bRCi4Y0
『流』 東山彰良
次に2作品目に選んだのは、
東山彰良さんの『流』です。
この作品は、第153回直木賞受賞作で、以前から気になっていたものです。
今回、読み放題対象作品になっているのを見つけたので、
早速読んでみたいと思いました。
一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)と言わしめた直木賞受賞作。
Amazon紹介文より
上記の紹介文にあるように、
かつて台湾で殺された祖父の、死の謎に一七歳の孫が挑むというお話のようです。
「激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く」
「選考委員満場一致」
北方謙三さんに「二十年に一度の傑作」と言わしめたとあれば、
これは、もう読むしかないです。
今回の2作品目は、
東山彰良さんの『流』で決定です。
2024年7月7日 読了ポスト
#読了
— ken-ojisan|プチFIRE (@kenojisanblog) July 7, 2024
一九七五年、台北
内戦で敗れながらも
いくつかの武勇伝を残し
台湾に渡った不死身の祖父が殺された!
彼の孫十七歳の葉秋生は、
事件の謎を追い続け
自らのルーツをたどる旅に出るが…
連綿とつづく憎しみの連鎖、
それを生んだのは、紛れもなく
戦争なのだと…思います😔#流#東山彰良 pic.twitter.com/oljkiXHCMi
『天使のナイフ』薬丸岳
続いて3作品目に選んだのは、
薬丸岳さんの『天使のナイフ』です。
薬丸岳さんの作品はこれまで。
『Aではない君と』
『虚夢』
の2作品を読みました。
どちらも犯罪に巻き込まれてしまう人々の心の葛藤が描かれた傑作でした。
今回選んだ『天使のナイフ』は、
『Aではない君と』と同様に少年犯罪をテーマにした作品で、
薬丸岳さんのデビュー作ということで、是非読んでみたいと思いました。
娘の目の前で、桧山貴志の妻は殺された。犯人が13歳の少年3人だったため、罪に問われることはなかった。4年後、犯人の1人が殺され、桧山が疑われる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。法とは、正義とは。デビュー作にして、少年犯罪小説・唯一無二の金字塔。
Amazon紹介文より
13歳の少年3人に、妻が殺された。
しかも、娘の目の前で。
被害者家族の夫であり父親である男の無念は如何ほどのものでしょう。
「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」という男の叫びに、
法は、正義はどのように対処するのでしょうか?
どこかに救いがあって欲しいと思ってしまいます。
今回の3作品目、
この薬丸岳さんの『天使のナイフ』に決めました。
2024年7月12日 読了ポスト
#読了
— ken-ojisan|プチFIRE (@kenojisanblog) July 12, 2024
「運命のいたずら」なんていう
陳腐な言葉では足りない
何故、少年たちは罪を犯したのか?
妻が殺された理由は?
矮小なルサンチマンと怨讐が出会い
起きてしまった事件が悲劇の連鎖を生む
触法少年の更生とは、
真の贖罪とは、どういうことか?
最後まで驚愕の事実が…#天使のナイフ#薬丸岳 pic.twitter.com/8AKV18gOgt
『終わった人』内館牧子
今回の4作品目に選んだのは、
内館牧子さんの『終わった人』です。
この作品も以前から気になっていたのですが、
60歳で定年退職して「FIRA60」に突入した私としては、
まるで自分のことを言われるようで、少し怖くて手に取れませんでした(笑;)
定年後無職になって、今年の8月で3年が過ぎようとしています。
そろそろ客観的に「終わった人」を見ることができるかなと思い、
勇気を出して選びました(笑)
大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた、大反響ベストセラー「定年」小説。
Amazon紹介文より
今回、『終わった人』のさらに先を見越すような、
『すぐ死ぬんだから』
も読み放題対象になっていたので併せて読んでみたいと思います。
終活なんて一切しない。それより今を楽しまなきゃ。
78歳の忍ハナは、60代まではまったく身の回りをかまわなかった。だがある日、実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身よりまず外見を磨かねば」と。仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲っているが、問題は息子の嫁である。自分に手をかけず、貧乏くさくて人前に出せたものではない。それだけが不満の幸せな老後だ。ところが夫が倒れたことから、思いがけない裏を知ることになる――。
「定年」小説『終わった人』に続いて30万部超の大ベストセラーとなった人生100年時代の痛快「終活」小説!
Amazon紹介文より
私も経験しましたが、定年で長年勤めた会社を去るということは、
なんとも言えない、人生である種途方に暮れるような出来事です。
そして、その日が近づく数年前から色々な選択をしていかなくてはなりません。
もちろん会社というのは「生き物」なので、
新陳代謝が必要なことは間違いありません。
潔く、後輩たちに席を譲るという理性と、
この先どうしようかという不安と、
二つと向き合ってきたおじさん達をこの作品ではどう描くのでしょう?
冒頭でも触れたように、そろそろ客観的に見ることができるかと思い、
今回の4作品目は、
内館牧子さんの『終わった人』
とおまけで『すぐ死ぬんだから』に決めました!!
2024年7月14日『終わった人』読了ポスト
#読了
— ken-ojisan|プチFIRE (@kenojisanblog) July 14, 2024
人生前半での成功体験からくる
高すぎる自己肯定感が災いして
定年退職へのソフトランディングに
失敗した主人公💦
生き甲斐を求め、居場所を探して、
惑い、あがき続ける先に待つのは…
リアル「終わった人」の自分とは全然違うが
エンタメとしては楽しめるかな🤗#終わった人#内館牧子 pic.twitter.com/699tN6v47v
2024年7月16日『すぐ死ぬんだから』読了ポスト
#読了
— ken-ojisan|プチFIRE (@kenojisanblog) July 16, 2024
この物語は、反面教師?
作者さんもそれを想定してるのかな?
主人公は、執着が強すぎでしょ…と
正直あまり好きじゃありませんでした😅
こんな年寄りにはなりたくないな
と思ってましたが…
一転、終盤で好きになりました😊
泪割り作ってみよ✨#すぐに死ぬんだから#内館牧子 pic.twitter.com/ATw4vzXyx4
『銃弾の真実』伊勢谷武
さて、「Kindle Unlimited 読み放題で2024年7月に読みたい小説5選」
ラストの5作品目に選んだのは、
伊勢谷武さんの『銃弾の真実〜アベ元首相暗殺の謎と隠された歴史の闇』です。
伊勢谷さんの作品は、以前
『アマテラスの暗号』
を読んだのですが、そのあまりの衝撃に、
「『ダ・ヴィンチ・コード』を凌ぐ衝撃の名著!!」
というキャッチコピーの通りだと感動しました。
その伊勢谷さんが、あの事件を「歴史ミステリー小説」に仕上げたというなら
これは読まない選択はありません!
生前のアベ元首相がしばしば口にしていた「戦後レジームからの脱却」という言葉の真意を探りながら、現代史の暗部に光を投げかけ、その真実を明らかにしていきます。正義と真実の間で揺れ動く歴史解釈を通じて、戦後の日本が受けた影響とその現代社会、さらには未来への影響を再考します。
Amazon紹介文より
そして、この鮮烈な物語は読者ひとりひとりに、ただの歴史的興味を超えた、切実な選択を迫ります。明日の日本をどう築くか──次なる一歩は正義の道を進むのか、それとも真実を追究するのか。日本が直面する普遍的な課題へのこの問いかけが、読者の心に火をつけ、日本の未来に向けた行動へと導きます。
あの事件は、元首相の暗殺という悲惨なテロ行為であり、
いかなる理由でも正当化されるべきものでは無いのは間違いないと思います。
ただ、例の新興宗教団体と政治の関わりを追求するきっかけ、
宗教2世問題について考える契機になったことも確かです。
しかし、それだけではない、現代史の暗部に隠された真実があるということでしょうか?
著者が『アマテラスの暗号』で見せた、歴史の検証力に期待したいと思います。
2024年7月、「Kindle Unlimited 読み放題」で読みたい小説5選、
最後の5作品目は、
伊勢谷武さんの『銃弾の真実』に決めました。
2024年7月19日 読了ポスト
#読了
— ken-ojisan|プチFIRE (@kenojisanblog) July 19, 2024
アベ元首相銃撃事件の謎に迫る
フィクション✨
報道に見られる矛盾点と違和感!
彼が狙われた真の理由は?
真相に迫るため近現代史の闇を掘り下げ、
見えてきたものとは…!
「陰謀論」と片付けるのは容易いけど…、
この国のために一度考えて見ませんか😌#銃弾の真実#伊勢谷武 pic.twitter.com/FY0w8pbNAS
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今月も「Kindle Unlimited 読み放題」対象作品から、
私が読みたいと思う小説5作品を選んでみました。
遅めの梅雨入りで蒸し暑かったり、豪雨だったり、
梅雨の晴れ間は真夏日だったり、
外を出歩くのも億劫になりがちですよね。
そんな時は、いっそのこと外出を諦めて、読書を楽しみたいと思います。
書店では夏の文庫フェアも始まりました。
読書好きには堪らない季節がやってきますね。
今回の記事が、何かあなたの読書の参考になれたらうれしいです。
それでは、お読みいただきありがとうございました。
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