2025年3月の読み放題から読みたい小説5選
♪あかりをつけましょぼんぼりに〜♪ってもう3月!
ひなまつりの季節ですね。
ということで今回の記事のアイコンは、
徳川家康公ゆかりの禅寺「秋葉総本殿 可睡斎ひなまつり」の雛壇です。
先日、日帰り旅で訪れた際の画像を使用しました。
三寒四温と言いますが、まさにこの頃そんな日々が続いていますね。
温かい春の陽射しのもとで読書を楽しむには、
もうしばらくかかりそうでしょうか。
といっても、読書の楽しみを止めることはできませんので、
今月もKindle Unlimited で私が読みたいと思う小説5作品を選んでみました。
毎月月初の「読みたい小説5選!」
先月アップした記事がこちら⏬です。
「Kindle Unlimited」は、月額980円で対象作品が好きなだけ読める、
本のサブスクサービスです。
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それでは、2025年3月に読みたい小説5作品を選んでいきましょう!
『東大病院の天使』幸村百理男

時は過ぎ、2003年。僕は東大医学部六年生で、東大病院肝臓外科の実習を翌日に控えていた。大学の総合図書館で勉強していた時、五年間恐れ続けたことが現実になる。シモーネが再び僕の前に現れたのだ──。
Amazon紹介文より
本作の舞台は東大病院、肝臓外科。「世界一の外科医」と呼ばれる男、神月(かみづき)教授が率いる名門医学教室の中で物語は進行する。
3月に読みたい小説1作品目に選んだのは、
幸村百理男さんの『東大病院の天使』です。
2月最後に読んだ作品『東大理三の悪魔』の続編です。
『東大理三の悪魔』は、創世記を量子力学と数学の知識を動員して、
創造主が宇宙を生み出した過程の記録と解釈するという
とても衝撃的で興味深い作品でした。
その熱が冷めないうちに、続編も読んでみたいと思い選びました。
Amazon紹介文のキャッチには、
「宇宙の真理とは何か、なぜ生物は生まれたのか?
前作『東大理三の悪魔』で残された謎が全て明らかになる。」
とあります。
どうです、すごく興味惹かれませんか!
さらに、シリーズ3作目の『マウナケア・プロジェクト』も、
読み放題の対象になっているので、併せて読めればと思います。

ということで、Kindle Unlimited 読み放題で、3月に読みたい小説1作品目は、
『東大病院の天使』に決めました!
『リラの花咲くけものみち』藤岡陽子

次に、2作品目に選んだのは、
藤岡陽子さんの『リラの花咲くけものみち』です。
この作品は、NHKでドラマ化されて、以前から気になっていました。
その原作が読み放題の対象になったので、早速ライブラリーに追加しました。
幼い頃に母を亡くし、父が再婚した継母とうまくいかず不登校になった岸本聡里。愛犬だけが支えだった聡里は、祖母に引き取られペットと暮らすうちに獣医師を志す。北農大学獣医学類に入学すると、面倒見のよい先輩、志をともにする同級生らに囲まれ、学業やアルバイトに奮闘する日々。伴侶動物の専門医を目指していた聡里だが、馬や牛など経済動物の医師のあり方を目の当たりにし、「生きること」について考えさせられることに――
Amazon紹介文より
私はNHKドラマは見ていないのですが、公式サイトの
「北海道の大自然を舞台に獣医師を目指す少女の青春物語」
というキャッチに惹かれました。
原作を通して、北海道の大自然を感じてみたいと思います。
ということで今月の2作品目は、
『リラの花咲くけものみち』にしたいと思います。
『リケジョ!』伊与原新

さて、次に3作品目に選んだのは、
伊与原新さんの『リケジョ!』です。
貧乏大学院生で人見知りの律は、不本意ながら成金令嬢・理緒の家庭教師をすることに。科学大好き小学生の理緒は彼女を「教授」と呼んで慕ってくる……無類に楽しい、理系乙女ミステリシリーズ誕生!!
Amazon紹介文より
伊与原新さんの作品は、2月にも『お台場アイランドベイビー』を読みました。

※こちらの作品もまだ、読み放題対象です。
近未来の震災後の東京を描いた壮大な物語でした。
今月もまた、伊与原さんの作品を取り上げたのですが、
今回の作品は、もう少し「楽しい」感じなのかな?
「無類に楽しい、理系乙女ミステリシリーズ誕生」
とありますし、シリーズ化するなら読んでおきたいですよね。
では、今月の3作品目は、
伊与原新さんの『リケジョ!」にしたいと思います。
『どうしても生きてる』朝井リョウ

続いて今月の4作品目に選んだのは、
朝井リョウさんの『どうしても生きてる』です。
朝井さんの作品といえば、最近では『生殖記』、『正欲』などを読みましたが、
人々(特にマイノリティ)の内面に鋭く迫るものが多いように感じて、
どれも興味深く、新たな気付きをもらいました。
そんな朝井さんの作品が、読み放題対象になっていて、
幻冬舎文庫カテゴリの「ベストセラー1位」と表示されていたので、
迷わずライブラリーに登録しました。
死んでしまいたいと思うとき、そこに明確な理由はない。心は答え合わせなどできない。(「健やかな論理」)尊敬する上司のSM動画が流出した。本当の痛みの在り処が写されているような気がした。(「そんなの痛いに決まってる」)生まれたときに引かされる籤は、どんな枝にも結べない。(「籤」)等鬱屈を抱え生きぬく人々の姿を活写した、心が疼く全六編。
Amazon紹介文より
全六遍の短編集のようですが、
「鬱屈を抱え生き抜く人々の姿を活写した、心が疼く」作品集とあります。
タイトルの「どうしても生きている」という意味がなんとなく想像できるようです。
ということで、今月読みたい小説4作品目は、
朝井リョウさんの『どうしても生きている』にしたいと思います。
『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』尾形真理子

さて、Kindle Unlimited 読み放題で3月に読みたい小説5選の
5作品目に選んだのは、
尾形真理子さんの『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』です。
この作品、もう10年以上前に発売されたものですが、
何故かこのタイトルがずっと気になっていたんですよね。
「ルミネの広告コピーから生まれた恋愛小説」ということを今回知って、
コピーならではのキャッチーな感じに惹かれていたのかなと・・・思い、
今更ですが読んでみたいと思いました。
年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL……。恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。「あなたといたい」と「ひとりで平気」をいったりきたりする女心を優しく励ましてくれる物語。ルミネの広告コピーから生まれた恋愛小説。
Amazon紹介文より
そのコピーについて検索してみると、
こんな素敵なサイトを見つけました。
ワケもなく、その人のことを思い出す時?
二人きりでいると、何だか緊張してしまう時?
明日も会えたら嬉しいかもって思う時?
誰かと楽しそうにしているのを見て、ちょっと嫉妬してしまう時?恋の始まりの灯は、とてもか細くて、
うまく捉えられないと、ふっとそのまま消えてしまったりする。線香花火の先っぽのような、その恋に、
あぁそうだ、気づくのはきっと、試着室かもしれない。「あの人、可愛いって言ってくれるかな…」
「あの人、どんな服装が好きなんだろう…」
自分の好みで選べばいいのに、何故か「あの人」目線で考えちゃう瞬間。「私はきっと、恋してる。」のだろう。
試着室の鏡の前で、女のコは一人、ココロに灯った「恋」に気づく。
どうか、手にとったその服が、あなたの恋を実らせてくれますように。
「僕らは言葉でできている|心に残る、珠玉のコピー・名言を紹介します」より引用
願わくば、大きな花火になりますように。
「試着室で思いだす」人への想いって、そういうことなんですね。
なんかステキですね。
この恋愛小説を是非読んでみたいと思いました。
ということで、Kindle Unlimited で今月読みたい小説5作品目は、
尾形真理子さんの『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』に決めました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
3月も、Kindle Unlimited 読み放題で読みたい小説5作品を選んでみました。
今月もなかなかバラエティーに富んだ選書になったのでは、
とひそかに自負しております(笑)。
ついこの間の最強最長寒波から、だんだんと暖かくなってきましたが、
そうなると花粉の飛散状況が気になる方もあるかと思います。
花粉症が気になる方は、空気清浄機の効いたお部屋で、
そうでない方は暖かな陽射しのもとで、
読書が楽しめる季節ももうすぐそこです。
今回の記事が何かあなたの読書の参考になればうれしいです。
お読みいただきありがとうございました。
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