2025年12月の読み放題対象から読みたい小説5選
さあ、いよいよ12月!
今年も残すところ一ヶ月を切りました。
早いですねー。
この歳になると、一年という時間が年々短く感じられるようになります。
ついこの間まで夏のようなだった気候の変化も相まって、
年末感が全然感じられないせいもあるかも知れません。
それでも街はブラックフライデーが終わると、
クリスマス・年末商戦が一気に加速していきます。
書店では少し前からブックサンタのポスターも見かけますね。
何かと慌ただしい年末ですが、
そんな時こそ一息入れて読書で静かな時間を楽しみたいものです。
ということで、今月もKindle Unlimited 読み放題対象作品の中から、
私が読みたいと思う小説5作品を選んでいきたいと思います。
先月選んだ5作品の記事がこちら⏬でした。
5作品どれも、それぞれ楽しめました。
「Kindle Unlimited」は、月額980円で対象作品が好きなだけ読める、
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それでは、2025年12月に読みたい小説5作品を選んでいきましょう!
『平場の月』朝倉かすみ

さて、2025年のラストになる12月の「今月読みたい小説5選」の1作品目に選んだのは、
朝倉かすみさんの『平場の月』です。
この作者の朝倉さんは初読みの作家さんです。
この作品は、堺雅人さんと井川遥さんの主演で映画化されて、
現在上映中です。
映画はまだ観ていないのですが、何故か予告編だけで泣いてしまいました。
大人の恋の切ない想いが伝わってくるようで・・・。
その原作が読み放題対象になっていたので、
即、ライブラリーに追加しました。
須藤が死んだと聞かされたのは、小学校中学校と同窓の安西からだ。須藤と同じパート先だったウミちゃんから聞いたのだという。青砥は離婚して戻った地元で、再会したときのことを思い出す。検査で行った病院の売店に彼女はいた。中学時代、「太い」感じのする女子だった。50年生き、二人は再会し、これからの人生にお互いが存在することを感じていた。第32回山本周五郎賞受賞の大人のリアルな恋愛小説。
Amazon紹介文より
中学生時代に思いを寄せていた彼女。
数十年の時を経て、お互い独り身になって帰ってきた地元で再会した。
再び出会った二人に芽生えた感情。
自然に惹かれ合うようになった大人の恋の行方はどうなるのでしょう?
その物語世界に入ってみたいと思いました。
たとえそれが切ない結末でも・・・。
今月読みたい小説の1作品目は、
朝倉かすみさんの『平場の月』に決めました。
『時限病棟』知念実希人

さて、次に2作品目に選んだのは、
知念実希人さんの『時限病棟』です。
先月、このシリーズ1作目の『仮面病棟』を読んでそのラストに衝撃を受けました。

※こちらの『仮面病棟』も現在読み放題対象になっているようです。
その2作目が、読み放題になっていたので、
これは読むしかないと思い、ライブラリーに追加しました。
タイムリミットは6時間。脱出できるのか――最速一気読み! 究極のどんでん返し!!目覚めると、彼女は病院のベッドで点滴を受けていた。なぜこんな場所にいるのか? 監禁された男女5人が、拉致された理由を探る……。ピエロからのミッション、手術室の男、ふたつの死の謎、事件に迫る刑事。タイムリミットは6時間。謎の死の真相を掴み、廃病院から脱出できるのか!?
Amazon紹介文より
上記の紹介文を読んだ感じでは、
何者かに拉致監禁されて病院のベッドで目覚めたらしい男女5人の物語でしょうか?
しかも何故拉致されたのかもわからない状態で監禁されているらしく、
その理由を探る展開のようです。
タイムリミット6時間のうちに事件の真相を暴いて、無事脱出することはできるのでしょうか?
「究極のどんでん返し!!」というキャッチがとても気になります。
ということで、今回の2作品目は、
知念実希人さんの『時限病棟』にしたいと思います。
『毒殺魔の教室』塔山郁

続いて、3作品目に選んだのは、
塔山郁さんの『毒殺魔の教室』です。
塔山さんの作品は、「薬剤師・毒島花織の名推理」シリーズを2作ほど読んだことがあります。
『薬も過ぎれば毒となる』

『甲の薬は乙の毒』

※ちなみにこの2作品も現在読み放題の対象になっています。
主人公の薬剤師がその薬の知識で日常の謎を解いてゆくというお話で、
その推理の過程がとても興味深い作品でした。
そのシリーズの原点と言えるのがこの『毒殺魔の教室』とのことで、
読み放題になったこの機会にぜひ読んでみたいと思いました。
累計25万部突破「薬剤師・毒島花織の名推理」シリーズ著者の原点! 第7回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作。
Amazon紹介文より
小学6年生の男子生徒がクラスメイトを毒殺した。男子生徒は、同じ毒で服毒自殺を遂げ、犯行動機がはっきりしないまま事件は幕を閉じる。30年後、ある人物が当時の関係者たちを訪ね歩くと、思いも寄らぬ事実と驚愕の真実が明らかに――!
始まりは、小学6年生の男子が起こしたクラスメイト毒殺事件で、
その犯人の少年も同じ毒で自殺を遂げたと。
動機もわからないままで幕を閉じた事件が、30年後に思わぬ展開を見せる!
というお話のようですね。
「第7回『このミステリーがすごい!」大賞・優秀賞受賞」という実績も惹かれます。
ということで今回の3作品目は、
塔山郁さんの『毒殺魔の教室』で決定です。
『たまごの旅人』近藤史恵

続いて、4作品目に選んだのは、
近藤史恵さんの『たまごの旅人』です。
近藤さんの作品はこれまでにも数作品読んでいて、
個人的にとても好きな作家さんです。
今回は、まずこの綺麗な書影に惹かれました。
美味しそうなクロワッサン、マカロンやドーナツ!
それらの国々を巡るという感じなのでしょうか?
それにしても「たまご」の意味は!?って気になりますよね。
念願かなって海外旅行の添乗員になった遥。風光明媚なアイスランド、スロベニア、食べ物がおいしいパリ、北京……
Amazon紹介文より
異国の地でツアー参加客の特別な瞬間に寄り添い、ひとり奮闘しながら旅を続ける。
そんな仕事の醍醐味を知り始めたころ、思わぬ事態が訪れて――。
ままならない人生の転機や旅立ちを誠実な筆致で描く、ウェルメイドな連作短編集。
念願かなって海外旅行の添乗員になった主人公が、
異国の地でツアー客に寄り添い、ひとり奮闘しながら各国を旅する。
そこで訪れる思わぬ事態とは・・・?
「ままならない人生の転機や旅立ち」を描くお仕事小説なのでしょうか?
ともあれ、主人公の成長を見守りたいと思います。
ということで、今回の4作品目は、
近藤史恵さんの『たまごの旅人』にしました。
『ある少女にまつわる殺人の告白』佐藤晴南

さて、2025年最後の今月読みたい小説5選、
大トリの5作品目に選んだのは、
佐藤青南さんの『ある少女にまつわる殺人の告白』です。
佐藤さんの作品は、先日『サイレント・ヴォイス』を読みました。

※こちらの作品も現在読み放題対象になっています。
「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズの1作目に当たるものです。
行動心理学の知見をもとに、相手のしぐさなどから真実を暴く展開は、
圧巻でした。
その佐藤さんのデビュー作であり、
第9回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作が、
この『ある少女にまつわる殺人の告白』です。
これは、自ずと期待が高まりますね。
第9回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作の、待望の文庫化です。「今日的テーマを扱いつつ難易度の高いテクニックを駆使し、着地の鮮やかさも一級品」茶木則雄(書評家)。10年前に起きた、ある少女をめぐる忌まわしい事件。児童相談所の所長や小学校教師、小児科医、家族らの証言から、やがてショッキングな真実が浮かび上がる。巧妙な仕掛けと、予想外の結末に戦慄する!
Amazon紹介文より
10年前に起きた、少女をめぐる忌まわしい事件とは?
それが10年経過した今になって、「ショッキングな真実が浮かび上がる」って、
すごく気になります。
さらに「巧妙な仕掛けと、予想外の結末に戦慄する!」とまで言われたら、
もう読まずにはいられませんよね。
さた、今年最後の「今月読みたい小説5選」の大トリにふさわしいのか?
大いに期待しながら、
2025年12月のKindle Unlimited 読み放題から読みたい小説5選、
大トリの5作品目は、
佐藤青南さんの『ある少女にまつわる殺人の告白』に任せたいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2025年も残すところあと一ヶ月!
今年一年を振り返って、充実の読書生活だったなと思えるよう。
今月も新たな作品との出会いを楽しみたいと思います。
この記事が、あなたの読書の参考になれればうれしいです。
お読みいただきありがとうございました。



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