紅葉の京都「清水寺周辺」日帰り旅スポット4選

第二の人生

11月も半ばを過ぎて、あちらこちらで紅葉が見頃を迎えたという知らせが届き始めました。

そんな時期になると、私の中で「そうだ京都、行こう。」という囁きが突然湧いてきます。

昨年もこの時期に、紅葉の京都日帰り旅を楽しみました。

その時の様子をレポートしたのが🔽の記事です。

この記事を見ながら、
やはり、今年も京都に行きたい!

という衝動を抑えきれず、先日「2022年11月20日(日)」京都日帰り旅に行きました。

今回は、その旅の様子をみなさんと共有したいと思います。

活動拠点の駐車場を探せ!

今回も、自家用車での日帰り旅ですので、京都市目的地周辺での駐車場探しからスタートです。

今回の目的地は、「清水寺」のある祇園エリアにしました。

事前にネットで調べたところ、その周辺にはコインパーキングが沢山あるようです。

ただ、大体は駐車台数が少なく、行ってみたら満車という危険性が高いように思われます。

そこで、昨年の「岡崎公園駐車場」のように駐車台数が多いところが安心かと思い、

京都市円山駐車場」を目指すことにしました。

「京都市円山駐車場」は八坂神社に隣接した「円山公園」の地下に造られた駐車場で、

駐車台数は134台確保されています。

これなら多分大丈夫かと思います。

さて当日、京都東インターで高速を降りて、カーナビで目的地に向かいました。

ところが、ナビの案内のちょっとした聞き違いで本来のルートから外れてしまい、

祇園の街を遠回りすることに・・・。

すると、祇園エリアほとんどのコンパーキングに、まだ空きがあるではないですか?

朝の9時ごろでしたので、その位の時間帯ならば駐車場が混み始める前なのかもしれません。

そこで、目的地に向かいながらも料金表示が安そうなところをチェックしていたら、

八坂神社のすぐそば、「よしもと祇園花月前(GSパーク)」に半分くらい空きがあるではないですか!

しかも日曜日なのに料金の上限設定がされています。
(土日は30分500円、1日上限2400円でした)

ここを今回の活動拠点に決めました!ラッキーでした!!

ピッパよしもと祇園花月前ポート(GSパーク) 2022年11月20日撮影

さて、駐車場も確保できたので、早速、紅葉の京都の散策へと向かいましょう!

八坂神社

八坂神社 西楼門 2022年11月20日撮影

さて、今回の活動拠点「GSパーク」から徒歩数分、四条通に面してその壮麗な姿を現すのが、

八坂神社の西楼門」です。

重要文化財に指定された、八坂神社最古の建造物とのことです。

なんとあの「応仁の乱」により消失し、明応6年(1497)に再建されたとあります。

祇園の街を散策する観光客にとっては一番目に止まる場所ですね。

八坂神社の主祭神は「素戔嗚尊(すさのをのみこと)」です。

かの出雲の地で、櫛名田比売命を救うためヤマタノオロチを退治した方です。

また、「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を」という日本最初の和歌を生んだ神様でもあります。

それを受けて、八坂神社のこの秋の御朱印には「三十六歌仙扁額」から秋の和歌として、

秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる

という藤原敏行朝臣の歌が「和歌朱印」に使われていました。

今回私がいただいてきたその御朱印が、下の画像です。

2022年11月20日授与 和歌朱印(秋限定)

また、神仏習合の神として、

八坂神社の主祭神・素戔嗚尊(すさのをのみこと)は、往古牛頭天王(ごずてんのう)とも称し、また薬師如来(やくしにょらい)を本地仏(ほんちぶつ)として、人々の疫病消除(しょうじょ)の祈りを聞き届け、多くの祈りはやがて祇園信仰となりました。

八坂神社公式サイトより

とあるように「疫病」封じのご利益があるとされます。

私も、「コロナの終息と世界平和」をお願いしてきました。

八坂神社の境内でも紅葉が楽しめました。

鳥居をくぐると、まず手水舎が銀杏の黄色を背景に迎えてくれました。

八坂神社 手水舎 2022年11月20日撮影


美しい花手水のところには「奉祝 本殿国宝」の表示が。

八坂神社 花手水 2022年11月20日撮影

本殿にお参り後、向かって右手に進むと紅葉に守られるように「御神水」があります。

八坂神社御神水 2022年11月20日撮影

御神水」とは「力水」とも呼ばれる湧水で、本殿の下から湧き出る霊水を汲み上げているそうです。

御神水を汲んで帰ることもできるようですが、煮沸後の飲用が推奨されているようです。

持ち帰って、コーヒーを淹れたりするのに良いかもしれませんね。

「御神水」から向かって左手に進むと、「悪王子社」があります。

八坂神社 悪王子社 2022年11月20日撮影

なんか怖そうな名前のお社ですが、こちらは令和2年に重要文化財に指定されたとの表示がありました。

その御祭神は「素戔嗚尊の荒魂(あらみたま)」ということです。

八坂神社のサイトにはこのような説明がされています。

神様には「和魂(にぎみたま)」と「荒魂(あらみたま)」という魂が存在していると考えられており、本殿に祀る素戔嗚尊の「荒魂」を祀っております。悪王子の「悪」とは「強い力」の意であり、諸願成就のご神徳があります。

八坂神社公式サイトより

ご本殿の「和魂」には、日頃の感謝や、世の中の平安を願い、個人的なお願いは控えるものと聞いたことがあります。

そのため、個人的な現世利益などは、こちらの「荒魂」にお願いするのが良いようです。

上の説明でも「所願成就のご神徳があります」とあるように、

八坂神社参拝の際は是非立ち寄りたい、「知る人ぞ知るパワースポット」ですね。

さらに左手に進むと「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」があります。

八坂神社末社「美御前社」 2022年11月20日撮影


こちらも「重要文化財」の末社の一つです。

こちらの御祭神は、

  • 多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)
  • 多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
  • 市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)

の三柱で、「宗像三女神」と呼ばれる神様です。

その御祭神が容姿端麗であったとの言い伝えから、美容の神として信仰されています。

上の画像の右下に写っている「美容水」をアップにしたのが↓の画像です。

八坂神社「美容水」 2022年11月20日撮影

この「美容水」を肌につけるとご利益があると言われ、

祭神が容姿端麗であったとの言い伝えから美容の神として信仰があつく、女性の参詣が多い。

社前に湧き出るご神水「美容水」を肌に数滴つけると身も心も綺麗になるという言い伝えがあります。

八坂神社 公式サイトより

とのことです。

心も綺麗になれるのならと、私も「美容水」をつけてみました。

あなたも八坂神社にお参りした際にはぜひお試しください。

八坂神社の境内から円山公園に抜けることができます。

円山公園も紅葉が見頃でした。

八坂神社から円山公園へ 2022年11月20日撮影


八坂神社には、他にも多くの摂社、末社があり、まさにパワースポットです。

紅葉の時期以外でも、是非お参りしたい神社ですね。

清水寺

さて、八坂神社の南楼門を後にして、今回のメインの目的地「清水寺」へと向かいます。

八坂神社南楼門 2022年11月20日撮影

八坂神社から「清水寺」に続く「産寧坂(三年坂)」に向かって歩いて行くと、

八坂の塔」として有名な五重塔が見えてきます。

「八坂の塔」法観寺 2022年11月20日撮影

一般的に「八坂の塔」という呼び名で有名ですが、

このお寺の正式名称は「法観寺」です。

境内には平安時代後期の武将「木曾義仲」の首塚もあるそうです。

塔を背景に結婚写真の前撮りをされている方もいましたね。

さて産寧坂に近づくにつれて、観光客の人出が多くなってきました。

坂に連なるお店の誘惑に負けないように坂を登ると・・・、

仁王門が見えてきました!

清水寺 仁王門 2022年11月20日撮影

いよいよ、清水寺にお参りします!

清水寺 轟門 2022年11月20日撮影

重文の「轟門」で拝観チケットを見せて本堂に向かいます。

さて、「清水寺」といえば、今さらいうまでもなく「清水の舞台」で有名ですね。

観光で訪れると、ともすると舞台からの絶景ばかりに目がいってしまい、

「ご本尊に背を向けたまま、写真撮影に夢中!」なんてことありませんか?

私もこの機会に、清水寺について再度学び直したいと思います。

正式名称「音羽山清水寺」は、「慈悲をあらわす、観音さまの霊場」です。

清水寺の公式サイトのトップにはこのように書かれています。

清水寺が開創されてから1250年余。
京都・東山連峰の一つ、音羽山の中腹に建つこの寺院には、
大慈大悲をあらわす観音さまを慕って今も多くの人々が集います。

この世に生を受けたことへの感謝。
平穏な日々への感謝。
周囲の方々への感謝。

観音さまと向き合うことは、自身の内面を見つめることです。

そして、私たちの営みすべてに観音さまの慈悲心があることを感じてください。
清水寺は、この世のすべての方々の幸福を観音さまとともに願っています。
ご参詣の折には、そうしたお心で観音さまに
手を合わせて頂けましたら幸いです。

合掌

清水寺の御本尊は、「十一面千手観音菩薩」です。

人々を苦難から救うといわれ、無病息災や立身出世、良縁のような現世利益を願う人々に信仰されてきました。

「観音さまに参る」ことの意味について詳しくはこちらのリンクでどうぞ



私も本堂で観音様の前に座り、今こうして日々無事でいられることに感謝しました。

主目的が観光や紅葉狩りでも、ご縁があってお参りできたことはありがたいことです。

清水寺本堂舞台から阿弥陀堂 2022年11月20日撮影

本堂の舞台から奥の院の「阿弥陀堂」を撮影したのが上の画像です。

色鮮やかな紅葉越しに、多くの人々が見えますね。

みなさん、阿弥陀堂の前から本堂の舞台を撮影しようとしているのでしょう。

清水寺といえば、この写真というのがあの位置から撮ったものですよね。

はい、私もチャレンジしました!

清水寺本堂舞台を望む紅葉を前景に 2022年11月20日撮影

どうでしょう?

今回の旅の大きな目的は、この「紅葉の清水寺を撮影したい」というのが大きかったので・・・、

個人的には満足です(笑)。

清水寺本堂を望む 2022年11月20日撮影

こんなアングルも、気に入っています。

さて、朝食も取らずにやってきて、気がつけば11時になろうかと・・・。

さすがに小腹が空いたので、清水寺の茶店でお団子をいただきました。

緑茶と抹茶団子 2022年11月20日撮影

紅葉を眺めながらの、抹茶お団子でほっと一息です。

さてお団子をいただいた後は、

清水寺内の「成就院 名勝庭園『月の庭』」が期間限定で特別公開されていたのでそちらの拝観に。

名勝 清水寺成就院 2022年11月20日撮影

こちらのお庭は、「月の成就院庭園」と賞され、国の「名勝」に指定されている素晴らしいものでした。

内部は完全撮影禁止のため、画像を共有できないのが残念です。

縁先には、「豊臣秀吉寄進」と伝えられる「誰が袖手水鉢」などがあり、一見の価値があるものでした。

代わりに、成就院前にあった池の紅葉を撮影しました。

清水寺 成就院前紅葉 2022年11月20日撮影

高台寺

高台寺 方丈前庭、勅使門 2022年11月20日撮影

さて、清水寺を後にして、次に向かったのが「高台寺」です。

途中、二年坂を通って向かいました。

二年坂 2022年11月20日撮影

産寧坂(三年坂)よりもこちらの方がなんとなく落ち着いた雰囲気で、

個人的には二年坂の方が好きですね。

高台寺は、山号を「鷲峰山(しゅぶさん)」という臨済宗のお寺です。

豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が秀吉の冥福を祈るために建立したお寺で、

秀吉と北政所を祀る霊廟としての性格を持つ寺院だそうです。

紅葉の名所としても有名なようですね。

この日も「ねねの道」から高台寺へと向かう「台所坂」の入り口で

「高台寺の紅葉が見頃を迎えました。どうぞお参りください」と案内されていました。

拝観料大人600円を納めて、順路に沿って拝観していきます。

高台寺遺芳庵 2022年11月20日撮影

紅葉の下に佇むのが、茶室の「遺芳」です。

さらに順路を進むと「方丈」に入ります。

この方丈から眺められる方丈前庭が「波心庭」です。

高台寺波心庭 2022年11月20日撮影
高台寺波心庭 2022年11月20日撮影

方丈で、ご本尊の「釈迦如来」にお参りすることができました。

方丈を出て、中門を抜けると庭園に出ます。

高台寺庭園 臥龍池

庭園の「臥龍池」を囲む紅葉がいいですね。

高台寺は他にも見所が沢山あります。

是非、一度拝観されるのをお勧めします。

浄土宗総本山 知恩院

知恩院 御影堂 2022年11月20日撮影

知恩院とは、ということで公式サイトに下記のような説明があります。

承安5(1175)年、浄土宗の開祖法然上人(ほうねんしょうにん)が吉水の地に草庵を結ばれたことを起源とし、法然上人がお念仏のみ教えを広め、入寂された遺跡に建つ浄土宗の総本山です。正式名称は華頂山知恩教院大谷寺といいます。
江戸時代、浄土宗を信仰した徳川家康公が、当寺を京都における菩提所と定めたことから寺領が拡大され、現在の大伽藍が築かれました。

知恩院公式サイトより

上記のように、浄土宗の開祖法然上人が入寂された遺跡に建つ浄土宗の総本山です。

トップの画像の「御影堂」に法然上人がおまつりされています。

私も上がらせていただき、お参りしてきました。

さて、今回の京都日帰り旅はこちらの知恩院が最後になります。

お寺の紅葉を眺めていきましょう。

知恩院 2022年11月20日撮影
知恩院 2022年11月20日撮影

銀杏の黄色の絨毯も綺麗でした。

知恩院 2022年11月20日撮影

知恩院は、紅葉以外にもその建造物や仏像など見所は沢山あります。

トップ画像の「御影堂」と共に、お寺の入り口で真っ先に出迎えてくれる「三門」も国宝です。

知恩院 三門 2022年11月20日撮影

また、お寺の中でも高台にある「大鐘楼」は重要文化財です。

知恩院 大鐘楼 2022年11月20日撮影

その鐘の大きさに圧倒されました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、紅葉の京都日帰り旅ということで、「清水寺」周辺を徒歩で巡るスポットの紹介をしました。

2022年11月20日(日)の日帰り旅のレポートでした。

あいにくの空模様で、雨の心配もありましたが、なんとか一日もってくれて良かったです。

今回巡った場所それぞれに、紅葉だけではない魅力があります。

紅葉シーズンに間に合わなくても、また違った楽しみを味わうことができるかと思います。

今回の記事が何かあなたの参考になればうれしいです。





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