2021年7月2日(金)は、長年勤めた会社への最終出社日です。
これまで、「会社を去る時というのは、どんな気持ちがするのだろう?」と考えていました。
やはり、寂しく思うのかな?
それとも開放感を感じるものなのか?
まさか、涙を流したりはしないよな。
さて、当日はどんなことを想い、考えるのでしょうか?
最終出社の日
さて、とうとう最終出社当日を迎えました。
朝、時差出勤で早く出社したので本社ビル前にはほとんど他の社員の姿はありません。
今日でこのビルに仕事で来るのも最後だと思い、誰もいない玄関を写真に取りました。
梅雨空の天気だったので玄関だけ取りましたが、青空だったらビルを下から見上げて空も一緒に入れたかったなとか、意味もなく考えたりして。
何か感慨のようなものが湧くのかと思いましたが、不思議といつもと同じ感覚です。
コロナ禍のため在宅勤務がほとんどになり、会社に出社することが少なくなったせいかもしれません。
自分のデスクにつくと、この日に向けて所持品を段階的に減らしてきたので、随分とスッキリした感じになっていることにあらためて気づきました。
今日、残りの私物を片付けて拭き掃除をすれば、次に使う方に引き継げる状態になるでしょう。
定時に近づくにつれ徐々に同僚たちが出勤してきますが、まだまだ在宅勤務が多いのでフロアは閑散とした感じです。
朝礼の時間を利用して、同僚たちが「歓送セレモニー」をしてくれました。
皆さんから温かいお言葉と、送別品までいただいて恐縮です。
ここまでしていただいても、退職する実感がなかなか湧いてきません。
翌週から、会社のみんなと関わらなくなっていくことで徐々に「会社員生活が終わってしまった」ことに気がつくのでしょうか?
ただ一つ言えることというか、自分自身に誓ったことは、
「心にぽっかり穴の空いたような」とか「目標を見失って空虚な感じがする」なんていう心理状態には絶対にならない!ということです。
今年の誕生日に迎える定年退職の日を、第二の人生の「誕生日」にすると決めた以上、
これから、新しい人生をスタートさせるのです。ボーッと生きている暇なんてありません。
どんどん新しいことにチャレンジしていきます。
「ライバルは昨日の自分!」です。何かひとつたとえ些細なことでも昨日よりもアップデートした自分であるように。
昨日の自分に向かって、「お前もまだまだだなー。」と笑ってやりたいじゃないですか(笑)。
会社組織にも新陳代謝は必要です。
「常若(とこわか)」を大切に、伊勢神宮が20年に一度遷宮をするように。
だから、長年勤めた会社が「若返り」この先も健康体でいられるように、古くなった私は次のお宮に移ります。
それが、私なりに考えた「長年勤めた会社を去ること」の意味です。
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