これから迎える「第二の人生」に向けて、一つ心に決めたことがあります。
それは、家の中のものを極力減らして、シンプルな生活を手に入れるということです。
私自身、中途半端にコレクター気質があるので、長年その時々で色々なものを集めてきました。
幼少期、今のようにモノが豊富な時代では無かったので、ついいろいろ溜め込むことで安心感を得ていたのかもしれません。
そしてそれらを捨てられないまま、いつの間にか家の中はモノだらけです。
部屋によっては、人のために残された自由になる空間が極小になっていたりします。
ただ、好きなものに囲まれて生きるのも悪くないなとも思っていました。
そんな私が、「ものを減らす」一大決心をした理由を今回はお話ししたいと思います。
シンプルライフを目指す3つの理由
増加した「おうち時間」を快適にするため
まずは、家で過ごす時間が増えたことで、快適な「おうち時間」を過ごしたくなったからです。
コロナ禍で在宅勤務が増え、家にいる時間が長くなると、さすがに窮屈で「このままではダメだ!」と思うようになりました。
ルームツアーの動画とかで、必要なものだけで機能的に構成された部屋を見ると憧れと反省しかありません。
そして、定年退職に向けた有休消化に入って、ほぼ100%在宅になりました。
ますます、住環境を整えたくて仕方なくなってきました。
定年退職を迎えるまでには、部屋に爽やかな風が通り抜ける環境構築をしたいというのが第一の理由です。
必要最低限で暮らすことが、節約につながるから
これもよく言われることですが、必要最低限のもので生活するようになると、それが節約につながり家計のダウンサイジングができるということです。
本当に必要なものだけで暮らしているわけですから、新たに何か購入しようとした時に「それは本当に必要か?」と吟味するようになり、結果的に無駄なものを避けるようになります。
無駄なものを購入しないわけですから、その分支出は減りますよね。
また、私の場合は持ち家でローンも終わっているので、現在のマンションに住み続けると思いますが、賃貸の方ならば、ものが少なくなれば「その分小さめの家賃の安い家」に引っ越すことも検討できそうですよね。
現在の部屋の中を見回すと、この溢れかえるものたちに一体いくら費やしたんだろうと思います。
この無駄使いのお金で「投資信託」でも購入していれば今頃・・・、とか(笑)。
そして、家計のダウンサイジングが可能になれば、その分生活費のための労働から開放されます。
第二の人生は「のんびりお気楽に」過ごしたいので、この点は大きな第二の理由です。
いつか残された家族に処分の手間をかけないため
私には、妻と息子夫婦の家族がいます。
そして、私もいつか必ずその家族に別れを告げる日がきます。
私がこの先も「好きなものに囲まれた」生活を続けていたら。
残された家族に私が溜め込んだものを処分する手間をかけてしまうことになります。
親が残した遺品の処分をしたことがある方はお分かりかと思いますが、これはなかなか大変な作業です。
私も両親が亡くなった後、実家の片付けをしました。
母親がいろいと溜め込む人だったので、衣類や親戚の結婚式の引き出物、食器や雑貨など、実家の収納はもので溢れかえっていました。
これらを一つ一つ確認しながら処分していくのは、精神的にも肉体的にもかなりきついです。
ですから、そんな思いを妻や息子にはさせたくないと思うのです。
私がまだ、頭も体も自分の意思でコントロールできるうちに、生活に直接必要のないものはどんどん減らしていくつもりです。
そして、いつか「その日」を迎えた時には、大きめのスーツケース一つくらいに収められたら。
それが、私がシンプルライフを目指そうと考えた3つ目の理由です。
まとめ
「第二の人生」というからには、今までの暮らし方をリセットしてみるのも良いかもしれません。
私のこれからの暮らしは、
- 必要最低限のものだけで快適に暮らす
- 家計のダウンサイジングで、お金の不安を解消する
- 残された家族のためにも、自分で片付けておく
これらを念頭に、シンプルライフを目指したいと思います。
今回の記事が、何か少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。
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