11月も半ばを過ぎて、平野部でも紅葉が色づき始めましたね。
皆さんは、紅葉スポットといえばどこが思い浮かぶでしょうか?
私が暮らしているエリアの近くでも、結構有名だったり、穴場の紅葉スポットはあります。
ただ、昔のJR東海の広告の影響でしょうか、やはり京都は別格のような気がします。
そんなわけで、紅葉情報をネットで見ていたら久しぶりに京都に行きたくなりました。
「そうだ 京都、行こう」のキャッチコピーを思い出して、
ふらっと日帰りドライブに出掛けてきました。
2021年11月21日(日曜日)の京都日帰り旅の様子をレポートします。
この記事はこんなあなたにオススメです!
- 京都の紅葉を見に行きたい
- 徒歩で巡る紅葉スポットが知りたい
- 駐車場の確保が心配
- 直近の紅葉情報を知りたい
こんな感じで、私が実際に歩いて巡った順に紅葉スポットを紹介します。
活動拠点「岡崎公園駐車場」
さて、私は自宅から車で京都に向かいました。
名神高速道路を走って、京都東インターから今回は左京区に向かいます。
ご存知の方も多いと思いますが、京都の街は車が多く、駐車場の確保は重要なポイントです。
ましてや紅葉シーズンともなると、駐車場を探してウロウロしているうちに時間をロスしかねません。
そこで前日に目的地周辺の駐車場情報を確認しました。
最近ではネットで事前予約できる駐車場のサービスがあるんですね。
その中で「akippa」というサービスを見つけて、まずそこで予約状況を確認しました。
今回のメインの目的地は「永観堂 禅林寺」なので、その周辺で検索。
しかしさすがにこの季節、週末の前日では空きがあるはずもないです。
とりあえずキャンセル待ちだけ入力しておきました。
そこで、事前予約はできないが、駐車台数が多くて、目的地に近いという条件でヒットしたのが、
「岡崎公園駐車場」です。
平安神宮に面した「岡崎公園」の地下にある「駐車台数506台」という広大な駐車場が「岡崎公園駐車場」ということです。
ということで、今回の日帰り京都旅の活動拠点は、「岡崎公園駐車場」にしました。
朝9時前に到着しましたが、空きスペースは充分あり余裕で駐車できました。
ここで、一点注意事項です。
京都東インターからカーナビで向かうと、神宮通りに右折するように指示されますが、神宮通りからは駐車場入り口にエントリーできません。
(以前はできたのかもしれませんが、今は道路上の標識でももう一つ先の信号で右折するように案内表示がありました。)
上のマップのように、ナビでは赤のラインの神宮通りに誘導されるかもしれませんが、青のラインのようにぐるっと回って二条通に入ります。
平安神宮に近づくと左に駐車場進入路が見えるので、そこから地下に降りて行きます。
駐車料金は、最初の1時間まで510円 以降30分ごとに210円です。
(日祝日以外なら、上限料金は1400円です。)
私が利用したのは日曜日、6時間でしたので「2610円」でした。
※なお、今回私は徒歩で巡りましたが、岡崎公園駐車場にはレンタサイクルもあるようです。
永観堂 禅林寺
京都の紅葉といえば、「永観堂 禅林寺」に行ってみたかったので、今回のメインの目的地にしました。
「永観堂 禅林寺」は浄土宗西山禅林寺派の総本山だそうです。
駐車場から永観堂までは約1.4km。徒歩でも10分ちょっとで行けます。
南禅寺方面に向かうので、先に南禅寺が見えてきますが、永観堂の拝観の混雑が予想されたのであえて素通りして永観堂に向かいます。
到着すると、拝観開始からまもないはずですが、すでに受付に列ができていました。
列に並んで、順にアルコール手指消毒と検温をしていきます。
(37.5度以上あると拝観できないと書いてありました)
拝観のチケット購入は、グループで1名が代表で購入するようになっていました。
密を避ける配慮で、感染対策に気を遣っていただいているのがわかります。
拝観料は大人一人「1000円」でした。
拝観は順路に沿って、庭園の紅葉を眺めたり、仏様にお参りしていきます。
「みかえり阿弥陀如来」のお優しい表情を拝見できて良かったです。
拝観のしおりにはそのように記されています。
紅葉も綺麗ですが、仏様の教えに触れることができるのもありがたいことです。
皆さん、紅葉を写真に撮るために足が止まりがちなので、「1、2枚撮影されたら前にお進みください」と係の方に促されていました。
そういう私も、iPhone フル稼働でした^^;
まだ色づき始めの木も若干見られたので、来週は一層綺麗になると思います。
拝観を終えて、お休み処で抹茶とお団子をいただきました。
この頃にはさらに人出が増えてきて、拝観受付の列も伸びていたようです。
朝一で拝観して正解だったと思います。
岡崎神社(うさぎ神社)
さて、永観堂の拝観も終わり、お団子もいただいたので次のスポットに移動です。
南禅寺に戻ろうとも思ったのですが、永観堂からだと「岡崎神社」が近いことに気づきました。
岡崎神社には、数年前に一度行ったことがあります。
狛犬の代わりにうさぎが据えられていて、他にもかわいいうさぎたちが出迎えてくれる小さな神社です。
紅葉スポットではありませんが、せっかく近くまで来たのでお参りすることにしました。
御祭神
正式名称「東大王岡崎神社」の御祭神は「速素盞嗚尊(すさのをのみこと)」、「奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)」の2柱と、その御子神の「三女五男八柱御子神(やはしらみこがみ)」が祀られています。
速素盞嗚尊は、出雲の国で奇稲田姫命を救い出すため八俣大蛇(やまたのおろち)を退治しました。
その時、八俣大蛇の腹から取り出したのが三種の神器の一つ「草薙剣」です。
また、その際に和歌の祖となる、
「八雲立つ出雲八重垣妻隠みに 八重垣つくるその八重垣を」
とお詠みになりました。
出雲国にあたる島根県松江にある「八重垣神社」にもこの二柱が祀られています。
出雲大社にお参りする際には、一緒に参拝しておきたいお社です。
2柱の御祭神は三女五男八柱御子神をもうけられた、子宝に恵まれた子授けの神でもあります。
また、「うさぎ」は多産の象徴で古くから神使いとして伝えられているため、岡崎神社の境内にはうさぎが据えられるようになったようです。
南禅寺
岡崎神社にもお参りできたので、朝一でパスした南禅寺に戻ることにしました。
戻る途中、「哲学の道」に差し掛かったので、さらに足を伸ばして「銀閣寺」まで行こうかとも考えましたが、片道30分くらいかかるので今回は断念しました。
この季節の哲学の道も歩いてみたかったです。
全て徒歩で移動しているので、南禅寺に辿り着いたのが11時頃です。
この時間帯になるとかなり人出が増えてきて、みんなコロナから徐々に解放されつつあるのかなと感じました。
南禅寺は、「臨済宗南禅寺派」のお寺です。
三門(重要文化財)
その「三門(重要文化財)」は、特に南禅寺の象徴と言えるでしょう。
歌舞伎「楼門五三桐」で石川五右衛門が三門の上から眺めた市中の景色を「絶景かな、絶景かな」と言ったのがここです。
「三門」って「山門」と違うのかなと思ったのですが、南禅寺のサイトに以下の説明がありました。
三門とは、仏道修行で悟りに至る為に透過しなければならない三つの関門を表す、空、無相、無作の三解脱門を略した呼称です。
山門とも書き表され、寺院を代表する正門であり、禅宗七堂伽藍(山門、仏殿、法堂、庫裏、東司、浴室)の中の一つです。南禅寺の三門は別名「天下竜門」とも呼ばれ、上層の楼を五鳳楼と呼び、日本三大門の一つに数えられます。
南禅寺公式サイトより引用
「山門」という表記でも間違いではないようです。
水路閣(水道橋)
南禅寺で三門の次に人気のスポットは「水路閣(水道橋)」です。
橋脚の逆U字型の空間が連なっているのが「SNS映えする」のか、いつも女子に人気のようです。
海外の方も好きですね。
上の画像も紅葉とバックのレンガ作りの水路閣のコントラストが気に入ってます。
境内で見られる紅葉も見事です。
木によっては、まだ青紅葉が残っているところもあったので、来週はもっと見事になるでしょう。
紅葉に向こう側に境内を移動する人たちが見えますね。
この写真を撮影した時もさらに人が増えていました。
蹴上インクライン
南禅寺から平安神宮方面に戻る途中で、道路脇に使われていない線路が見えます。
それが、「蹴上インクライン」です。
「インクライン」とは「傾斜鉄道」のことだそうです。
ウィキペディアによると、
蹴上インクラインは、京都市左京区にあった琵琶湖疏水による舟運ルートの一区画をなす傾斜鉄道(インクライン)。
フリー百科事典『ウィキペディア』より引用
南禅寺・蹴上間・1891年(明治24年)から1948年(昭和23年)まで実用に供された。
現在は国の史跡として整備され、桜並木の観光スポットになっている。
とあります。
台車に船を乗せて、傾斜を利用して運んでいたようです。
現在は一般に解放されていますので、誰でも線路に降りて歩くことができます。
線路の両脇は桜並木なので、春には桜の花が楽しめるようです。
桜の葉が色づくのはちょっと時期的にズレましたが、ところどころで紅葉が見られます。
この時も、線路上で動画や写真を撮るカップルや女子たちが何組もいました。
ちょっと非日常の空間に入り込んだような不思議な雰囲気のする場所です。
ここもSNS映えスポットのようですね。
岡崎公園
さて、12時を過ぎてそろそろお腹が空いてきたので、食事ができるところを探しながら岡崎公園へと向かいました。
途中お漬物の「大安」さんのお店があるのですが、そのそばにあるうどん屋さんがいつも行列ができていて気になっていました。
この日も、今まで見たことのない行列が店舗前から続いていて、2列に折り返して連なっていました。
流石にそこにならぶ気にはなれず、断念です。
結局、どこもいっぱいだったので、岡崎公園に出ていたキッチンカーで買って公園で食べることに。
「チキンオーバーライス」というものを初めて食べました(笑;)
京都らしさはありませんが、柚子胡椒味で美味しかったです。
気候も外で食べるのにちょうど良い感じで、気持ち良くて結果的に正解でした。
京都御所・京都御苑
今回の日帰り京都旅で、紅葉とは別に行きたかった場所があります。
3年前、まだコロナが蔓延する前の亥年にお参りした護王神社です。
岡崎公園から、護王神社までをGoogle マップで調べたら徒歩で片道40分くらいでした。
少し遠いですが、途中に「京都御所・京都御苑」もあるので立ち寄りながら向かうことにしました。
京都の紅葉というとお寺や神社が思い浮かびますが、京都御苑もなかなか綺麗でした。
南禅寺や永観堂とは違って、観光客は少なく、地元の方たちが憩いの場として過ごしている感じです。
落ち着いて、紅葉を眺められる穴場ではないでしょうか?
ご覧のように紅葉の周りにほとんど人が写り込んでいませんね。
ゆったりした雰囲気で紅葉を眺めながら、護王神社に向かいました。
護王神社(いのしし神社)
今回、護王神社に来たかった理由は、3年前にいただいた「職難御守護」守りをお納めすることと、無事職難からお守りいただいたお礼参りをしたかったからです。
お世話になった「護王神社」と「職難御守護」については、以前の記事でも書きました。
本来であれば、翌年にお参りすべきなのですが、コロナ禍で京都まで来ることができずにいました。
そして今回やっと3年越しでお守りをお納めして、お礼参りができました。
長年お守いただき、ありがとうございました。
平安神宮
さて、今回の京都日帰り旅もいよいよ最後です。
活動拠点の駐車場に直面した「平安神宮」にお参りして締めました。
七五三の時期なんですね。
晴れ着をきたお子さん連れが何組もいらっしゃいました。
プロのカメラマンに撮影してもらっている方もいましたね。
楼門のところでは、結婚式の前撮りらしきカップルが。
みなさん幸せそうで、微笑ましい光景でした。
境内にある右近の橘が沢山実をつけていました。
なんでも、初代の「右近の橘」は1961年の大寒波で枯れてしまい、現在のものは同年に植え替えられた2代目だそうです。
なんと、2代目「右近の橘」は、私と同じ歳ということになります。
これも何かのご縁でしょうか。
そう思うと、なんだかありがたい気持ちになります。
そんな気持ちを抱いて、帰路へとつきました。
まとめ
いかがでしたか、先日私が京都日帰り旅に行って、巡ったルートをご紹介しました。
なお今回私は、お礼参りがしたくて「護王神社」をルートに入れましたが、
代わりに「銀閣寺」に向けて「哲学の道」を散策するというルートにしても良いかと思います。
私も哲学の道沿いの紅葉を見たかったです。
今回の日帰り旅は、2021年11月21日(日曜日)のことでした。
紅葉は、ところどころ色づき初めの枝もあったので、まだ楽しむことができると思います。
次の週末あたり「そうだ 京都、行こう」というのもいいかも知れませんね。
この記事が何かあなたの参考になれば嬉しいです。
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